開催時間 |
9時30分 - 17時00分
9時00分~18時00分(6月1日から) 入館は閉館の30分前まで |
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休み |
5月13日(月)、27日(月)、6月10日(月)
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入場料 |
有料 一般 1,500円(1,300円)、高大生 1,000円(800円)、小中学生無料 ※( )は前売券及び20名以上の団体料金 ※心身に障がいのある方と付添者1名は無料 |
展覧会の撮影 |
不可 |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
青森県立美術館
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒038-0021 青森県
青森市安田字近野185 |
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最寄り駅 | 青森 |
電話番号 | 017-783-3000 |
建築家アルヴァ・アアルト(1898-1976)はフィンランドを代表する建築家・デザイナーです。合理主義、機能主義を旨とするモダニズムの中に人間の生理に即した要素をとりいれ、人々の暮らしをよりよくするための建築を追求しました。
彼が建築にあわせてデザインしたドアノブや照明器具、家具に至るまで、細部にこだわりながら全体の空間の調和をはかりつつ作られたその環境は、あたかも人間にとっての「もうひとつの自然」であるかのようです。
なかでもパイミオのサナトリウム(1933)は、結核患者がたっぷりと自然の光と清浄な空気をあびながら療養するために配慮された、アアルトの人に優しい建築の代表的な作品です。
また、マイレア邸(1939)、ヴォクセニスカの教会(1958)など、私邸から公共建築にいたるまで、自然の素材を生かしつつ、周囲の環境や建物の諸要素の間の有機的なつながりの感じられる建築をデザインしています。
さらに、アームチェアやスツールなどの家具、サヴォイ・ベースに代表される有機的な形態をもつガラス器などのプロダクトデザインは、現在もなおフィンランドを代表するデザインとして親しまれています。
本展覧会はヴィトラ・デザイン・ミュージアムとアルヴァ・アアルト美術館の企画により、各国を巡回する回顧展であり、日本では約20年ぶりの大規模な展覧会となります。オリジナルの図面、家具、ガラス器、建築模型等、約300点を紹介する本展を通じ、フィンランドの豊かな北の自然に根ざしたヒューマニズムの建築家アルヴァ・アアルトの魅力を感じてください。
[展示の見どころ]
1 アアルトの代表作、パイミオのサナトリウムのー室を当時の家具等で再現する他、アアルトのデザインした家具やガラス器、建築模型など立体的な展示でアアルトのデザインの魅力を伝えます。
2 ドイツの写真家、アルミン・リンケによるアアルトの建築のアーティスティックな写真や、ニューヨーク万国博覧会場のCGによる再現をはじめ、豊富な写真や映像でアアルトのデザインを解説・紹介します。
3 館内にはアルテックの協力のもと、アアルトのデザインした家具等を体感・撮影できる特設コーナーを設置します。また、ミュージアムショップでは展覧会公式カタログの他、オリジナルグッズやアアルトのデザイン製品の現行品を販売いたします。
■記念講演会「アルヴァ・アアルト入門 一一ヒューマニズムの建築家」
講師:和田菜穂子(建築史家・東京建築アクセスポイント代表)
日時:4月27日(土)14:00-15:30
場所:青森県立美術館シアター(定員180名、無料、先着順)
■記念講演会「フィンランドの風土とアアルト建築の光」
講師:小泉隆(九州産業大学建築都市工学部教授)
日時:5月11日(土)14:00-15:30
場所:青森県立美術館シアター(定員180名、無料、先着順)
■担当学芸員によるギャラリートーク
日時:5月18日(土)、25日(土)、6月1日(土)、8日(土)、15日(土)、22日(土) 各日14:00 - 15:30
場所:地下2階・企画展示室入口(時間までに直接お越しください)
※参加無料。ただし、当日有効の本展覧会チケッドが必要。
■コレクション展「デザインあれこれ」
会期:3月9日(土)-7月7日(日)
休館日:3月25日(月)、4月8日(月)、22日(月)、5月13日(月)、27日(月)、6月10日(月)、24日(月)
※コレクション展(常設展)は別途観覧料が必要です。
当館コレクションから、石井康治のガラス作品、棟方志功、菊地裁己のデザインワークや、成田亨の怪獣デザインなど、デザインに関連する作品を展示。
また、青森の工芸デザインとして広<人気を博しているブナコの特別展示も行います。
主催:アルヴァ・アアルトーもうひとつの自然展実行委員会(青森放送、青森県観光連盟、青森県立美術館)、読売新聞社、美術館連絡協議会
協賛:ライオン、大日本印刷、損保ジャパン日本興亜、インターオフィス
協力:ルフトハンザドイツ航空、ルフトハンザカーゴAG、青い森鉄道株式会社、株式会社JR東日本青森商業開発
後援:フィンランド大使館、NHK青森放送局、青森ケーブルテレビ株式会社、青森県教育委員会