開催時間 |
12時00分 - 19時00分
最終日17時00分まで |
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
s+arts
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒106-0032 東京都
港区六本木7-6-5 六本木栄ビル3F |
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最寄り駅 | 六本木 |
電話番号 | 03-3403-0103 |
前澤妙子は、自然の中で育った幼い頃の記憶を制作テーマに、幼少の頃に手にしたモノの感覚を思い出しながら、それを様々な画材に置き換えて作品制作を行います。ミクストメディアで作り出していく作品は国内外で人気が高く、アジアは香港、台北、シンガポール、韓国、その他はインド、イタリア、フランス、ロサンゼルス、アメリカ等、国内だけでなく国外にも作品発表の場を広げている作家です。
幼い頃山に入った時に、新しい花を見つけたり、奇麗な小石を拾ったり、新種の虫を発見したり、、、
記憶に残っているその時の感覚と同じように、ドキドキやワクワクとした感情を大切にしながら描くための画材を集めています。幼少期に見つけた花や虫、動物、葉や泥を弄った感覚を画材に置き換えて、指の覚えている感覚でミクストメディアを垂らしたり練ったりしていると、そこに生き物の様な染みがだんだんと浮かび上がってくる、と前澤は語ります。作品を制作する過程で作品の下描きや構成は最初に作らず、目の前に浮かび上がってくる染を見ていて思い出す、作家自身の中で大切にしている場所や生き物を描いています。
「Forest of Noah -種の旅-」と題した本展では、「そこに乗せれば、そのものを救う事が出来る奇跡の船」という幼い頃に抱いたノアの方舟のイメージから派生した作品群を発表いたします。前澤は、種を残し世界を繋げる原点として、方舟自体が大きな種のように感じると言います。そこに、昔から想像してきた世界や沢山の生きているものを全て乗せ、それらの瞳が世界を愛おしく眺める様を本展にて表現します。様々な種が安心出来る場所へと旅し、大切な場所へと残っていくように、幼い頃に前澤が感じた場所もまた、心が帰るための場所として、彼女の中に存在し続けているのです。
絵画を通じて自身の体験を表現している前澤妙子の作品は、人それぞれが根底で内包している安心感やポジティブな感情の源など、忘れてはいけない感覚を繋ぎ止める役割を備えていると言えるでしょう。
個展と同時期開催のアートフェア東京でも展示をいたしますので、合わせてお楽しみください。
クロージングパーティー:3.16 (Sat.) 18:00-20:00