開催時間 |
11時00分 - 20時00分
3月7日は14時00分~ 最終日17時00分まで |
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
ギャラリー花影抄
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒100-0005 東京都
千代田区丸の内3丁目5−1 |
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最寄り駅 | 有楽町 |
電話番号 | 03-5221-9000 |
この度Gallery花影抄では東京国際フォーラムで開催の、アートフェア東京でのプロジェクツブースにて佐野藍個展 アルビオンの陽 Radiance of Albion を展開いたします。
今回のプロジェクツでは、大理石という素材の重さや内包する時間軸と作家の世界観がより強く融合した作品群(1mを超える大作から20cmほどの小作品まで)10点あまりの展示を予定しています。
佐野の作品の魅力は、一般的に漠然と縁遠い存在だった大理石彫刻への先入観をリセットしてくれるところではないかと思います。佐野自身は自分の頭の中、心の中に持つファンタジーの世界を現実の世界に生み出したいという想いを幼い頃から持ち続けてきました。
本来はカタチや重さを持たないイメージの世界の住人たちを、強固なものとして現実の世界に存在させるには、大理石という素材が最良であるとも言えるでしょう。テーマの選び方や作家の持つ世界観が、若い世代へも共感を生み、親しみやすさやちょっとした憧れを持って、大理石彫刻の作品に触れるという事を体感させてくれます。
石彫は、彫刻で用いる素材の中でも硬く重く手強い素材なのではないかと思いますが、逆にその堅牢さが作品を半永久的なものとしてこの世に生み出すことができる長所があります。そして、佐野によると大理石はやわらかさを感じる素材だと言います。大理石の堅牢さとイメージとのギャップが佐野の作品ではより魅力的に表現されています。
そして大理石は植物プランクトンの化石であり、長い時間の積層や流れに思いを馳せることもでき、時間を超越する、そういう魅力として膨れ上がり作品に結実するのだと、それこそが石彫の魅力なのだと、そのような事に改めて気づかされ思いに至るのです。
[作家のことば]佐野藍
私は、制作活動の本筋としてはドラゴンや幻獣と言った幻の存在を、圧倒的な存在感のある大理石を用いて結実させることを主なコンセプトとして制作しております。
石彫はなかなか制作が大変ですが、その分出来上がった時の存在感がとても強いです。
-白い世界の中で生まれ、そして還っていくドラゴン達は人知れず、長い時間をかけてそれを繰り返す-
このようなテーマで、今回のアートフェア東京の展示を展開します。
[略歴]
1989年 東京都生まれ。
2014年 東京葡術大学美術学部彫刻科卒業。
第62回東京藤術大学卒業・修了作品展サロン・ド・プランタン賞受賞。
2016年 東京藤術大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。
2017、2018年 Gallery花影抄にて個展。
2017年~18年 驚異の超絶技巧!明治工芸から現代アートヘなど、グループ展多数参加。
東京国際フォーラム B1Fロビーギャラリー[ブースP12]
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