奇蹟の芸術都市バルセロナ展

ルマー・リベラ《夜会のあとで》1894年頃 カタルーニャ美術館蔵©Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona (2019)

ルマー・リベラ《夜会のあとで》1894年頃 カタルーニャ美術館蔵©Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona (2019)

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会 期
20190410日 -  20190609
開催時間
10時00分 - 20時00分
最終入場は19時30分まで
休み
4月22日(月)、5月13日(月)、27日(月)
入場料
有料
一般1,200円(1,000円)、大学生・70歳以上1,000円(800円)、高校生以下:無料
※()は前売・15名以上の団体割引料金。 ※前売券の販売は4月9日(火)まで。 ※障害者手帳保持者及び介護者1名までは5割減額。 ※会期中、本展観覧券でコレクション展にも入場可
展覧会の撮影
不可
作品の販売有無
展示のみ
この情報のお問合せ
長崎県美術館
情報提供者/投稿者
開催場所
長崎県美術館
住所
〒850-0862 長崎県
長崎市出島町2番1号
最寄り駅
出島電停
電話番号
095-833-2110

詳細

展覧会内容

ガウディ、ピカソ、ミロ、ダリ -美の巨星たちを育んだカタルーニャの煌めき

 スペイン・カタルーニャ自治州の州都であり、地中海に面した港湾都市であるバルセロナは、古代に遡る豊かな歴史と、19世紀の産業革命による経済・文化面の先進性とをあわせ持つ世界有数の国際都市です。また、この都市は芸術・食・スポーツなど様々な点で世界中の人々を惹きつけてきました。本展では、その魅力の源泉を探るべく、バルセロナの近代化を促進させた都市計画の誕生(1859年)からスペイン内戦(1936-39年)に至るまで、約80年間に生み出された芸術文化を辿ります。
 アントニ・ガウディをはじめドゥメナク・イ・ムンタネー、プッチ・イ・カダファルクなど、バルセロナの魅力を語るに欠かすことのできない偉大な建築家たちの仕事はもとより、ラモン・カザス、サンティアゴ・ルシニョル、パブロ・ピカソ、ジュアン・ミロ、サルバドール・ダリら、カタルーニャが育んだ巨匠たちの作品を多数展示します。絵画を中心に彫刻・家具・宝飾品・図面など多様なジャンルの作品約150点が並ぶ本展は、当時のカタルーニャに花開き咲き誇った芸術の精華を存分に味わって頂けるまたとない機会です。綺羅星のごとく並ぶ美術界きってのスターたちの共演をお楽しみください。

第1章:都市の拡張とバルセロナ万博
19世紀、産業革命に伴う過度な人口増加に悩まされたバルセロナでは、世紀中頃以降に旧市街の市壁が取り壊されて市域が拡張するとともに都市の近代化が急速に進みました。同時に、1888年の万国博覧会開催によりこの街は本格的な国際都市としてのデビューを果たします。バルセロナが現在の姿の出発点となる19世紀後半のバルセロナを映像資料、写真、図面等を交えながら紹介します。

第2章:コスモポリスの光と影
好調な経済を背景に、自らの教養の深さと趣味の良さを競ったブルジョワたち。優雅な生活を満喫する彼らのオファーにより、華やかで独創性豊かな建築がバルセロナの街を彩りました。建築家アントニ・ガウディ、ドゥメナク・イ・ムンタネー、プッチ・イ・カダファルクの仕事を中心に、絵画、映像資料、建築装飾、家具調度類、宝飾品などにより、贅の尽くされた彼らの生活の様子をご紹介します。

第3章:パリへの憧憬とムダルニズマ
19世紀末~20世紀初頭、当時芸術の中心地であったパリの美術動向を吸収しつつ、自らのアイデンティティに基づいた新たな芸術の創造を志向したカタルーニャの若き芸術家たち。その動向を、当時のバルセロナ芸術界をリードしたカタルーニャ出身作家サンティアゴ・ルシニョル、ラモン・カザスの仕事を中心に紹介します。

第4章:「四匹の猫」
1897年にバルセロナにオープンし、ムダルニズマの一大震源地となったカフェ「四匹の猫(アルス・クアトラ・ガッツ)」(1903年閉店)に集った先鋭的な芸術家たちの動向を、若き日のピカソの仕事を中心に紹介します。

第5章:ノウサンティズマ――地中海へのまなざし
国際的な同時代性を志向したムダルニズマを批判的に継承し、地中海とその地域的文化に自らのアイデンティティを求めた「ノウサンティズマ(1900年主義)」と呼ばれる芸術動向を紹介します。

第6章:前衛美術の勃興、そして内戦へ
世界的画家サルバドール・ダリ、ジュアン・ミロの仕事を中心に、キュビスム、シュルレアリスムの流入から内戦勃発に至る時期の芸術動向を紹介します。

関連イベント

■特別講座「近代都市バルセロナの形成と発展」(仮)
 ガウディらの名建築で彩られる都市バルセロナについて、様々な建築や都市計画に関する解説を交えながら、専門家にお話しいただきます。
 日時:4月13日(土)13:00~14:30(12:30開場)[会場]ホール
 講師:フェルナンド・マルサー(カタルーニャ工科大学教授、カタルーニャ建築家協会歴史資料館ディレクター)/逐次通訳付
 定員:先着100名[参加費]無料(ただし要本展観覧券)

■連続セミナー「芸術都市バルセロナの魅力」
 多数の大芸術家を生んだ芸術の都バルセロナ。その魅力に迫るべく、展覧会内容を詳しく解説する連続講座を開催いたします。
 日程/テーマ:
  4月14日(日)第1回「都市の拡張とバルセロナ万博」
  4月21日(日)第2回「国際都市バルセロナの光と影」
  5月12日(日)第3回「パリへの憧憬と近代カタルーニャ絵画の巨匠たち」
  5月19日(日)第4回「四匹の猫と若きピカソの芸術」
  5月26日(日)第5回「知られざるノウサンティズマ―地中海への眼差し」
  6月2日(日)第6回「前衛美術の勃興、そしてスペイン内戦へ」
 時間:11:00~12:00(10:30開場)
 会場:講座室[講師]長崎県美術館担当学芸員
 定員:40名程度(先着順)
 参加費:無料(当日受付、どなたでもご参加いただけます)

■学芸員によるギャラリートーク
 日時:毎週日曜日14:00~
 会場:企画展示室
 料金:無料(ただし要本展観覧券)

■ワークショップ「ガウディ風マグネットをつくろう」
 ガウディが建築したカザ・バッリョー(CASA BATLLÓ)の外壁をイメージしたマグネットをつくります。
 日時:4月20日(土)、21日(日)10:30~12:30、14:00~16:30
 会場:アトリエ
 受付:当日随時※最終受付:各回終了時刻の30分前
 対象:子どもから大人まで※小学生以下は保護者同伴
 参加費:ひとり100円
 制作時間:30~60分

■ワークショップ「いえとまちをつくろう」
 小さな家をつくって、並べて、みんなでまちをつくっていくワークショップです。最後に自分でつくった家をプロジェクターで拡大して記念写真が撮れます。
 日時:
  5月18日(土)A.10:30~12:30、B.14:00~16:00
  5月19日(日)C.10:30~12:30、D.14:00~16:00
 会場:アトリエ
 対象:子どもから大人まで※小学生以下は保護者同伴
 定員:各回15組
 参加費:無料
 申込締切:4月22日(月)
 応募方法:参加希望の①日時(記号A~Dから選択、第2希望まで)②参加者全員の氏名③年齢④郵便番号⑤住所⑥電話番号を明記のうえ、ハガキまたはEメールでお申し込みください。
 〒850-0862長崎市出島町2-1長崎県美術館「バルセロナ展ワークショップ」係
 e-mail:workshop-01@nagasaki-museum.jp
 ※応募多数の場合は抽選となります。
 ※結果は当選者にのみ、開催日の2週間前までに通知ハガキを発送いたします。

主催・協賛・後援

主催:長崎県、長崎県美術館、KTNテレビ長崎
共催:長崎新聞社
特別協:カタルーニャ美術館、カウ・ファラット美術館
協力:日本航空
特別協賛:西海建設
協賛:スペイン大使館、カタルーニャ州政府、カタルーニャ州政府貿易投資事務所、在バルセロナ日本国総領事館、インスティトゥト・セルバンテス東京、日本・カタルーニャ友好親善協会、在福岡スペイン国名誉領事館、長崎市、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎市立図書館、NHK長崎放送局、長崎ケーブルメディア、エフエム長崎
助成:ラモン・リュイ財団、バルセロナ県議会
企画協力:神戸新聞社、キュレイターズ

関連情報

「奇蹟の芸術都市バルセロナ展」巡回情報(国内5会場)
 2019年4月10日(水)~6月9日(日)長崎県美術館
     6月29日(土)~9月1日(日)姫路市立美術館
     9月14日(土)~11月4日(月)札幌芸術の森美術館
     11月15日(金)~2020年1月19日(日)静岡市美術館
 2020年2月8日(土)~4月5日(日)東京ステーションギャラリー
 ※札幌芸術の森美術館での展示後、一部作品入れ替えがあります。

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