3つのあいだに 大寺博・西山ひろみ・米満泰彦 展
会期: 2019-04-15 - 2019-04-20
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
現代アート
開催内容
大寺博
多くの作品で画面に穴を穿ち制作をしています。平面は異質な裂け目に対抗して、より平面になります。二つの要素を統合し調和させることは可能なのか。何はともあれ、これは造形です。いつの日か、静かな平面に辿り着きたいと思います。平面は、ずっとこのままでいたいという願望。
米満泰彦
絵画を目指しています。題材は織物です。特にレースは繊維の繋がりが図を作り、隙間の空間を生じさせ、光をとどめ空気を孕んで存在するかのようです。その一瞬を表現したいと思っています。
西山ひろみ
校内で見かけた一枚の錆びた鉄板。冷たくも暖かくもない錆色から、何か人肌の温もりを感じました。それ以来、鉄錆を使った作品を25年近く続けています。今回は人を主に、鉄錆の色をつけた紙にペンで点描していき、パステル等で着色していきます。
三人合わせて12点を展示。
ギャラリー檜Fでの展覧会です。
作家のコメント
大寺博
はじめ「人」「人間」というテーマから制作を考えましたが、結局、画面には人ではなく廃屋が描かれています。以前から崩壊した建築物には引きつけられることがあります。強く感じるのは「不在」 。そこに居たはずの「人間の不在」、そして自分の「不在」。
米満泰彦
平面で仕事しながら表現方法の違う3人で展示します。知己の間柄ですが、この3人で展示するのは初めてです。サブタイトルのように、「3つのあいだに」ある共通点と相違点を示してみたいと思います。
西山ひろみ
私の“画廊人生”には、ひとつひとつ出逢いに満ちている。はじめの頃は特に新鮮で、そのはじめに大寺氏と米満氏がいた。非常に個人的な感情ではあるが、気持ちを新たにして臨みたいと思う。