ロシア系ユダヤ人の父とコルシカ出身の母のもと1944年にパリで生まれる。1968年に短編映画を発表し、1972年にはドイツのカッセルで開かれた国際現代美術展のドクメンタに参加して以降、世界各地で作品を発表する。1980年代後半には、ナチス・ドイツの犠牲になったユダヤ人を暗示するかのような写真を制作する。1990年代以降は大規模なインスタレーションを数多く手がけるようになる。
1990–91年にICA名古屋と水戸芸術館で個展を開催。以来日本とも密接な関係を築き、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟)には第1 回から参加し、2010年に「瀬戸内国際芸術祭」(香川)が開かれた折には《心臓音のアーカイブ》を豊島に開館する。2001年にはドイツでカイザーリング賞を、2006年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。現代のフランスを代表する作家として知られる。
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