開催時間 |
10時00分 - 18時00分
毎週金・土曜日は、6月は20時00分まで、7・8月は21時00分まで ※入場は閉館の30分前まで |
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休み |
火
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入場料 |
有料 一般:1,600円(1,400円)、大学生:1,200円(1,000円)、高校生:800円(600円)、中学生以下無料 ※( )内は前売、団体料金 ※障害者手帳をご持参の方(付添いの方1名を含む)は入場無料 ※前売券は2019年3月16日[土]~6月11日[火]まで、国立新美術館、オンラインチケット等で販売。ただし、国立新美術館では6月10日[月]まで ※団体券は国立新美術館でのみ販売(団体料金の適用は20名以上) |
作品の販売有無 |
展示のみ
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この情報のお問合せ |
03-5777-8600(ハローダイヤル)
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒106-8558 東京都
港区六本木7-22-2 |
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最寄り駅 | 乃木坂 |
電話番号 | 050-5541-8600(ハローダイヤル) |
現代のフランスを代表する作家、クリスチャン・ボルタンスキー(1944年–)の活動の全貌を紹介する、日本では過去最大規模の回顧展です。
作家は1960年代後半から短編映画を発表、1970年代には写真を積極的に用いて、自己や他者の記憶にまつわる作品を制作し、注目されます。1980年代に入ると、光を用いたインスタレーションで宗教的なテーマに取り組み、国際的な評価を獲得。その後も歴史や記憶、人間の存在の痕跡といったものをテーマに据え、世界中で作品を発表しています。本展では、50年にわたるボルタンスキーの様々な試みを振り返ると同時に、「空間のアーティスト」と自らを呼ぶ作家自身が、展覧会場に合わせたインスタレーションを手がけます。
みどころ
日本で過去最大規模の回顧展
1970年代から国際的な活動を続けてきたボルタンスキーは、日本でもこれまで「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」や「瀬戸内国際芸術祭」に参加し、継続的に作品を発表してきました。日本における個展は、これまでICA名古屋と水戸芸術館(1990–91年)、および東京都庭園美術館(2016年)で開催されています。今回の展覧会は、50年間の活動をたどる、過去最大規模の回顧展となります。
多様な表現を紹介
ボルタンスキーは、集団や個人の記憶、そして宗教や死を主題として作品を制作してきました。その表現は多岐にわたります。1960年代後半に映像を使った創作活動を開始し、その後写真、書籍、日用品といった多様なメディアを用いた作品を展開。近年では、人々が語り継ぐことをテーマとし、形として残らない作品にも取り組んでいます。最新作を含む47点(予定)の出品作によって、その多様な作品世界をご紹介します。
作家自身が手がけるインスタレーション
「空間のアーティスト」と自らを形容するボルタンスキーは、「展覧会をひとつの作品のように見せる」と語っています。本展は、初期作品から最新作までを時代順に紹介するのではなく、個々の作品を組み合わせ、一つの大きなインスタレーションとして構成される予定です。会場では配布するマップを片手にご鑑賞ください。
クリスチャン・ボルタンスキー CHRISTIAN BOLTANSKI
ロシア系ユダヤ人の父とコルシカ出身の母のもと1944年にパリで生まれる。1968年に短編映画を発表し、1972年にはドイツのカッセルで開かれた国際現代美術展のドクメンタに参加して以降、世界各地で作品を発表する。1980年代後半には、ナチス・ドイツの犠牲になったユダヤ人を暗示するかのような写真を制作する。1990年代以降は大規模なインスタレーションを数多く手がけるようになる。
1990–91年にICA名古屋と水戸芸術館で個展を開催。以来日本とも密接な関係を築き、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」(新潟)には第1 回から参加し、2010年に「瀬戸内国際芸術祭」(香川)が開かれた折には《心臓音のアーカイブ》を豊島に開館する。2001年にはドイツでカイザーリング賞を、2006年には高松宮殿下記念世界文化賞を受賞。現代のフランスを代表する作家として知られる。
主催:国立新美術館、朝日新聞社
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
協力:アニエスベージャパン株式会社