六本木クロッシング2019展:つないでみる

平川紀道 《datum》 2018年 DLPプロジェクター、コンピューター、スピーカー サイズ可変

平川紀道 《datum》 2018年 DLPプロジェクター、コンピューター、スピーカー サイズ可変

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    会 期
    20190209日 -  20190526
    開催時間
    10時00分 - 22時00分
    火曜は17時00分まで
    ※いずれも入館は閉館箭閣の30分前まで
    入場料
    有料
    一般1,800円、学生(高校・大学生)1,200円、子供(4歳一中学生)600円、シニア(65歳以上)1,500円
    ※表示料金に消費税込 ※本展のチケットで展望台東京シティビューにも入館可(スカイデッキを除く)。 ※スカイデッキヘは別途料金がかかります。
    展覧会の撮影
    作品の販売有無
    展示のみ
    子連れ
    この情報のお問合せ
    03-5777-8600(ハローダイヤル)
    情報提供者/投稿者
    開催場所
    森美術館
    住所
    〒106-6150 東京都
    港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 53F
    最寄り駅
    六本木
    電話番号
    03-5777-8600(ハローダイヤル)

    詳細

    展覧会内容

     「六本木クロッシング」は森美術館が3年に一度、日本の現代アートシーンを総覧する定点観測的な展覧会として2004年以来開催してきたシリーズ展です。第6回目の開催となる今回は、シリーズ初の試みとして、森美術館の3人のキュレーターのみで共同キュレーションを行い、1970-80年代生まれを中心とした日本人アーティスト約25組を紹介します。
     「六本木クロッシング2019展:つないでみる」は、現代の表現を通じて見えてくる「つながり」に注目します。情報通信技術など、さまざまなテクノロジーが加速度的に進化し、私たちの生活が便利になってゆく一方で、それに起因する新たな問題も浮かび上がっています。価値観の多様性が認められるようになった一方で、オープンであるはすのインターネットが、特にSNSにおいて、意見や認識の同調や共感を助長し、逆説的に閉鎖的なコミュニティを生み出してしまう問題、偏った政治観によって引き起こされる軋轢や拡がり続ける経済格差など、さまざまな「分断」が顕在化しているようです。
     こうしたなか、対極のものを接続すること、異質なものを融合すること、本来備わっている繋がりを可視化することなど、アーティストたちは作品を通じてさまざまな「つながり」を提示します。それらは現代社会に対する批評的な視点や発想の転換でもあり、「分断」と向き合う為のヒントとなるかもしれません。本展で生まれる新たな「つながり」が、日本の「いま」に向き合うことのできる有意義な機会となることを期待します。

    ■出展アーティスト ※アーティスト・グループ名/姓のアルファベット順
    アンリアレイジ 2003年設立、東京拠点
    青野 文昭 1968年宮城生まれ、宮城在住
    万代 洋輔 1980年東京生まれ、東京在住
    毒山 凡大朗 1984年福島生まれ、東京在住
    榎本 耕一 1977年大阪生まれ、神奈川在住
    花岡 伸宏 1980年広島生まれ、京都在住
    林 千歩 1988年オレゴン(米国)生まれ、神奈川在住
    平川 紀道 1982年島根生まれ、東京在住
    ヒスロム 2009年結成、京都拠点
    飯川 雄大 1981年兵庫生まれ、兵塵在住
    今津 景 1980年山口生まれ、バンドゥン(インドネシア)在住
    磯谷 博史 1978年東京生まれ、東京在住
    川久保 ジョイ 1979年トレド(スペイン)生まれ、ロンドン在住
    前田 征紀 1971年生まれ、京都在住
    前谷 開 1988年愛媛生まれ、京都在住
    目 2012年結成、埼玉拠点
    佐藤 雅晴 1973年大分生まれ、茨城在住
    杉戸 洋 1970年愛知生まれ、愛知/東京在住
    竹川 宣彰 1977年東京生まれ、埼玉在住
    田村 友一郎 1977年富山生まれ、静岡在住
    土屋 信子 神奈川生まれ、神奈川在住
    津田 道子 1980年神奈川生まれ、神奈川/東京在住
    佃 弘樹 1978年香川生まれ、東京在住
    山内 祥大 1992年岐阜生まれ、神奈川在住
    ほか

    本展を紐解く3つの鍵
     国内の芸術祭や展覧会で活躍するアーティストユニット、目による新作大型作品《景体》(仮称)や、現代の情報社会の在り方を批評的に表現した飯川雄大の《デコレータークラブ》など、さまざまなジャンルのアーティストか日本の「いま」を映し出します。

    [1]テクノロジーをつかってみる
     扱うには専門的な知識や経験が必要とされる最新のテクノロジーですが、アーティスト達は最新の技術や理論を独自の方法で使い、これまでにない実験的な作品や表現を創り出します。森永邦彦が率いるファッションブランドのアンリアレイジは、東京大学の川原研究室とコラボレーションし、人の体温でも形状が変化する、低沸点液体を使った新しい服のあり方を提案します。平川紀道の《datum》は、ありふれた風景画像を独自のアルゴリズムで変換することで、数学理論的に考え得る多次元空間を表現しています。林千歩の映像作品《人工的な恋人と本当の愛》は、最新のテクノロジーを直接用いているわけではありませんが、人間の短所や情けない性質を備えるAIロボットのユーモア溢れる愛の物語を描くことで、AIや人工生命の最先端の研究と同じように、私たちの生命や人間性の定義について考えることを促します。

    [2]社会を観察してみる
     社会学的な視点から世の中や身の回りで起こっていることを観察することで、そこに潜む事実やまったく新しい発見を導き出すアーティストの視線に注目します。竹川宣彰の《猫オリンピック:開会式》は、猫たちが無邪気にスポーツの祭典に興じる愛らしい様子を通じて、東京オリンピックに沸く現代日本を普段とは違う視点から考えるきっかけを与えてくれます。田村友一郎の《MJ》は、マイケル・ジャクソンが来日した時のエピソードに着想を得て、現代のポッブカルチャーに潜むカリスマや神聖化されるアイコンに追っています。榎本耕一の絵画は、神話から史実やポップカルチャーを混合したハイブリッドで軽快な作品で、その激しい表現の中には、生きることや何気なく受け入れている日常に対する真摯な視線を感じることができます。

    [3]ふたつをつないでみる
     アーティスト達は、思いもよらないものを繋げてみることで、新しい視点を提示し、これまでにない価値を作り出すことができます。万代洋輔は、不法投棄されたゴミなどを組み合わせて、神々しいオブジェを作ります。それを被写体とした写真は、俗と聖か混在する不思議で魅力的な作品となっています。青野文昭は、古く使えなくなった車や家具など様々なものを組み合わせて、新しい生命力を秘めるような彫刻作品を作ります。ものを直すという行為が、本来の物そのものとはまったく別の新しい物質、新しい価値を生み出しています。

    主催・協賛・後援

    主催:森美術館
    企画:椿 玲子(森美術館キュレーター)、徳山 拓-(森美術館アソシエイト・キュレーター)、熊倉 晴子(森美術館アシスタント・キュレーター)

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