開催時間 |
12時00分 - 20時00分
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休み |
会期中無休
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入場料 |
無料 |
この情報のお問合せ |
03-5368-2631 info@pg-web.net 角田
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イベントURL | |
情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒160-0022 東京都
新宿区新宿2-16-11-401 サンフタミビル4F |
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最寄り駅 | 新宿三丁目 |
電話番号 | 03-5368-2631 |
長町文聖はこれまで、自身が暮らす東京都町田市の風景や人を繰り返し撮影し、発表を続けています。本展では、町田市に広がる多摩丘陵の様々な風景と人々の姿を撮影した作品が発表されます。ぜひご高覧ください。
新宿駅から小田急線で町田駅に向かう時、鶴川駅を過ぎると短いトンネルを抜ける。境塚トンネルだ。単 線並列で、上りと下りのトンネルが別々に並んでいる。開通当時はその方が工事をしやすかったのかもしれ ない。小田急線が新宿・小田原間を全線開通させたのは約90年前のことだ。
境塚トンネルを境に、多摩丘陵のゆるやかな勾配を上ってきた列車は、今度はゆるやかな下り勾配を走っ ていく。この土地にあった丘や畑は戦後、土地開発が推し進められていくなか、団地をはじめとする住宅地 へと姿を変えていく。小田急線はそこに住む人々を都心へと運び、町田は東京のベッドタウンとして人口を 増やしていった。
かつてはのどかな農村が広がっていただろうこの土地の風景は、開発を経て様変わりを遂げた。しかしそ の全てが喪われたわけではなく、私が今見ている風景を昔の人も見ていたかもしれないとも思うのだ。トン ネルを抜ける短い時間に時々そのような想像をする。 長町文聖
展示内容
インクジェットプリント 約 35 点