原口典之 個展

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会 期
20190109日 -  20190115
開催時間
12時00分 - 18時00分
この情報のお問合せ
GALLERY KOGURE TOKYO
情報提供者/投稿者
開催場所
GALLERY KOGURE TOKYO
住所
〒101-0051 東京都
千代田区神田神保町2-14-19
最寄り駅
神保町
電話番号
03-5215-2877

詳細

展覧会内容

この度GALLERY KOGUREでは、「もの派」「ポストもの派」を代表する作家、原口典之の個展を開催いたします。

もの派とは、1970年前後の日本での芸術表現において、モノを素材としてではなく主役として登場させ、モノの在りようやモノの働きから直かに芸術言語を引き出そうと試みた一群の作家たちを指します。石、木、油、水といった、「もの」自身を主題にするとともに、諸要素と空間の相互依存に焦点をあてた作品を制作し、「もの派」は日本国内で数集団にまたがる共通現象となりました。

原口は1946年生まれ、もの派においては日大系(日本大学芸術学部を卒業)や横須賀グループと言われ、一目を置かれていました。
66 年より美術家としての活動をはじめ、「もの派」、「ポストもの派」を代表する作家として活躍。77 年「ドクメンタ 6」(カッセル/ドイツ)で発表した、鉄製の浴槽に廃油を流し込んだ《オイルプール》は世界の美術界での衝撃的なデビュー作となります。原口が好む、鋼鉄、テント布、油、水、粘土といった物質は、彫刻的造形のためというより、それ自体の感覚映発力ゆえに凝視され、ほとんど手を加えずに配置されるようになっていきました。そのときのモノを見詰める作家の目は極めて感覚的ですが、彼は、それら物質の感覚浸透力を、空間的な出来事として概念化する力を持っていたと言えます。以降、物質の造形を主題としながら、人間と社会との関係を見つめ、繊細でありながら力強い作品を制作。物質そのものの美しさ、「つくらないこと」を追求しつつも、素材のもつ存在感だけに満足せず、場の生成に介入する原口の美学は今も健在です。

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