中野中企画 第9回 美の棲む処 i・act 展
会期: 2019-02-25 - 2019-03-02
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
開催内容
「美の棲む処 i・act」展は美術評論家中野中氏の呼びかけにより集まった各ジャンルの作家14人によるグループ展です。
ビエンナーレ形式で開催され今回で第9回となり、前半5回までを「美の棲む処 ten」展、後半6回から「美の棲む処 i・act」展としてリニューアルし、都合18年にわたる歴史を積み重ねてまいりました。
それぞれのメンバーがジャンル・所属団体などの枠を超え、「美を追求する一作家である」という根本に立ち返り新しい表現を模索するのが、このグループ展の目指すところです。
以下、発起人の美術評論家・中野中氏が開会の志として第一回展に寄せた文章を引用いたします。
美の使徒たらんと覚悟したそのときから、苦難の道は宿命となったはずだ。
泥濘の終わりのない道標を紆余し曲折しながら、ときに光明に喜び、あるときは暗渠の
闇の絶望に沈み、誰に誉められることもなく、ないものねだりに終わらせないために、ただ
ひたすら歩み続ける。
一本の線、滴らせた色、偶然に生まれた形。それらを手がかりに、描ききれないテーマを、
つかみきれないイメージを、手を動かすことによって何とか象(かたち)ある世界へ導こうと
する闘い。
自分とは何ものか、生きるとは何か、いかに生きるのか。
悩み、とまどい、闘うところにのみ美はうまれる。
それぞれの個の切瑳琢磨がいかなる美の予兆を孕みうるか。
君よ、美の棲む処たれ!
美術評論家 中野中