開催時間 |
10時00分 - 18時00分
入場は17時30分まで ※ 最終日は15時00分まで |
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この情報のお問合せ |
imura art gallery
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒045-315-2828 神奈川県
横浜市西区宮崎町26番地1 |
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最寄り駅 | 日ノ出町、桜木町 |
電話番号 | 045-315-2828 |
横浜市民ギャラリーにて、上田順平の五島記念文化賞美術新人賞研修帰国記念成果発表展を開催いたします。
上田順平は、これまで「やきもの」が背負う文化や歴史、「うつわ」という概念、装飾と機能および用途に対しての問いから、それらの関係性に着目した作品を制作してきました。
2010年から五島記念文化財団の研究員としてメキシコに滞在し、メキシコの風土や文化、また、古代文明を伝える考古学資料に触れたことにより、長い時間の中で紡ぎ出され受け継がれてきた「やきもの」の変遷や、文明と技術と芸術の接点について考えるようになったと言います。
本展では、これまで素材に用いてきた陶磁器に加え、世界最古の建築資材の一つであるレンガ、日本(淡路島)の風土から生み出され育まれ続ける瓦、焼き物の歴史の最先端に位置し、現代生活に欠かすことのできない素材であるファインセラミックスを用いた作品を展示いたします。
横浜市民ギャラリーの地下展示室は、かつて大浴場として使用されていました。水を貯めるための器、器の中の水を守るために生まれた蓋の存在、建築における屋根、こうした繋がりから瓦の作品の着想を得ています。「最初の理の発見から今日までのヒトの営為と物質と時間の関係」を上田ならではの「やきもの」にて可視化し、観者中に一つの体験を生み出すことを目的としています。
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< 五島記念文化財団と五島記念文化賞>
五島記念文化財団は、豊かな生活環境の創造に力を尽くした、故・五島昇東急グループ代表の事績を記念するために設立されました。美術とオペラの分野で将来性のある優秀な新人を「五島記念文化賞」(美術新人賞、オペラ新人賞)として顕彰し、海外研修および研修終了後の成果発表への資金面の助成を行っています。本展は、研修終了後の成果発表として助成を受けています。
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水をすくう、という原始的な動作において掌のなかの水面に四角形を見たことから、原初から現在までの人の営為をつなぐ手がかりとして四角形という形に注目。レンガや土器に始まる人類の技術や文明の進歩の結果として、ファインセラミックスを位置づけ、有史以前からの人の営みと、物質・時間との関係性を象徴的に表現します。
主催 イムラアートギャラリー
共催 横浜市民ギャラリー
助成 公益財団法人 五島記念文化財団
協力 京セラ株式会社、都窯業株式会社、株式会社タツミ カネ利陶料有限会社、宝塚大学