開催時間 |
11時00分 - 19時00分
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休み |
日・月・祝日 休廊
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YOKOI FINE ART
tel:03-6276-0603 fax:03-6276-0604 info@yokoifineart.jp |
情報提供者/投稿者 |
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住所 |
〒106-0044 東京都
港区東麻布1-4-3 木内第二ビル6F |
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最寄り駅 | 赤羽橋 |
電話番号 | 03-6276-0603 |
石居麻耶(1978年千葉県生まれ、2004年東京芸術大学大学院修了)は、何気ない日常におけるかけがえのない一瞬のきらめきを描き続けてきました。心が洗われるような石居の作品は、佐藤美術館や八千代松陰高等学校などにパブリックコレクションとして収蔵されています。それらのアートワークとは別に、東京新聞連載記事「子どもと大人のあいだ」(青木信人さん 2007年-2009年)や、小説『アスクレピオスの愛人』(林真理子さん 週刊新潮にて現在連載)をはじめ多くの挿画や表紙装画を担当し、イラストレーターとしても活躍しています。
なかでも、第4回ボイルドエッグズ新人賞を受賞した『鴨川ホルモー』でデビューし、最近では『プリンセス・トヨトミ』が映画化されるなど活躍が期待されている気鋭の作家、万城目学さんの著作のイラストを数多く手がけてきました。歴史ある街並や個性豊かな登場人物たちを美しい色彩と遊び心で表現し、その摩訶不思議かつ人間味のある世界観を支えています。
どのような小説かと問われても一言では答えられない、その奥の深さを自身のフィルターを通してどのように伝えるのか、毎回頭をひねると石居は言います。例えば、『鴨川ホルモー』『鹿男あをによし』『偉大なるしゅららぼん』『プリンセス・トヨトミ』、それぞれの表紙に描かれている空の表情がみな異なっていたり、登場人物が手にしている物が作中の重要なアイテムであったりするように、細部にまで意味が込められています。それは、読む前には「何かが始まる」という期待感が、読んだ後には小さな発見による喜びが、それぞれ読者の心に生まれるようにという石居の思いの表れでもあります。
今回は、これまでに石居が万城目学さんの小説のために描いたイラストの中から思い入れのある作品の原画を展示致します。石居麻耶というアーティストから見た万城目学さんの不思議な作品世界を、この機会に是非感じてください。
*万城目学さんをお招きし、トークイベントを開催致します。
2011年10月1日(土) 15:00-17:00 @YOKOI FINE ART 入場無料・要予約(メールにてご予約ください)