開催時間 |
13時00分 - 19時00分
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休み |
日・月・火・祝(12月23日〜1月8日は冬季休廊)
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入場料 |
無料 |
作品の販売有無 |
販売有
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この情報のお問合せ |
SNOW CONTEMPORARY
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情報提供者/投稿者 |
住所 |
〒106-0031 東京都
港区西麻布2-13-12 早野ビル404 |
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最寄り駅 | 六本木 |
電話番号 | 03-6427-2511 |
SNOW Contemporaryでは2018年12月14日(金)から1月26日(土)まで、河口龍夫の個展「1963年の銅版画より」を開催いたします。
本展では、近年になって見つかった、今から半世紀以上前の1963年、当時23歳の河口龍夫が制作した銅版画10点を発表する予定です。1963年は、河口の最初期の活動として知られる「グループ〈位〉」結成の2年前にあたります。「グループ〈位〉」 では 岐阜・長良川の河原で延々と穴を掘って埋めるパフォーマンスを発表するなど、当時の活動は、現在の幅広い河口の芸術活動を展開する契機となった時期でもありました。
銅版画作品それぞれに付けられた「消去された時間」「人」「萌芽」「仮面」「発生」「相関」「命の時間」「曖昧なこと」「闇に潜む浮遊物」「闇からの誕生」という端的なタイトルからだけでも、すでに現在の河口作品に通底する「時間」「生命」「宇宙」といった要素が伺え、作家としてスタートした頃から変わらない強固な制作への意志を受け取れます。
制作から55年の時を経て本作を見つけた時、河口は以下のように自問しています。
「これらの作品を制作したのは何故だろうか。自問自答の機会が訪れたのかもしれない。しかし、1963年の作品を制作当時の23歳の言葉で語ることは失われた覚書を探すようであり、隔靴掻痒(かっかそうよう)の感がある。何故なら、最初の文の繰り返しになるが、『時間の非可逆性は過去の現実への非可逆性と重複するかのようである。』からである。」(「1963年の銅版画をめぐって」より)
河口龍夫の芸術家としての最初期に制作された10点の銅版画をご覧いただける貴重な機会となりますので、皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げます。