大石蘭 個展「少女漫画になれない」
開催概要
開催内容
この度、2018年 6月 22日(金)より、ライター・イラストレーターとしての活動を続ける大石蘭による、自身初めての作品展「少女漫画になれない」展を、新宿眼科画廊スペースM にて開催いたします。
今回展示されるのは、さまざまな印象の「女の子」のドローイング作品となります。作品は今展示のテーマのための描きおろしによる作品が中心となっており、表現手法も、ペン、マーカー、アクリル、水彩、コラージュ、デジタルなど、普段から親しみのある制作手法となります。約30点前後となる作品は販売も行います。
また、東京大学に在学中より少女文化や抒情画家(挿画家)について研究してきた大石蘭は、いまなお変化してゆく日本のガーリーカルチャーへの想いや、衰退しつつある「雑誌文化」への憧憬なども、作品のなかの「女の子」たちに重ねています。ぜひこの機会に大石蘭の作品と、そこに込めた、10代から今に至る感情や思考の数々をご覧いただけると光栄です。
今回の個展では、いろいろな姿で佇む女の子の姿を、ひとりずつ描いた作品を展示する。そこに共通しているのは、「自立へ向かう女の子たち」ということ。少女と大人のはざまでもある思春期というのは、当時は未熟で不格好な姿に思えても、時間が経つとそのときにしか見えなかったものがきらめきを放ってくる。また、その時期に享受したカルチャーやファッションや人間関係が、成長してもなお、じぶんを支えてくれていることに気づく。
思春期の自分をつくってきた、好きなもの。
置き去りにしてきたかもしれない、恋。
そこにある引き出しの中には見つからないかもしれない、自由な夢。
「少女漫画のようにはいかない、じぶんだけの青春」
それを愛おしむことができたらいいなと思う。
私がいま描きたいのはそんな女の子たちだ。 (大石 蘭)