内倉真一郎 " PORTRAIT "

開催概要

会期
2017年10月21日 〜 2017年11月18日
会場
ブルームギャラリー (大阪府大阪市淀川区新北野1−11−23 ハイム北野 B103)
参加クリエイター
内倉真一郎
ジャンル
写真
タグ
オープニングレセプション、トークイベント

開催内容

ブルームギャラリーは、10 月21日(土)より内倉真一郎写真展「PORTRAIT」を開催します。

1981年生まれの内倉真一郎は、宮崎県延岡市で写真館を営む両親の元で育ちました。高校
卒業後、大阪の専門学校で写真を学び、上京。コマーシャルスタジオでの勤務を経て、2008年に地元宮崎に活動拠点を移しました。現在は、写真館の二代目として家業を継ぎながら、作家としても精力的に作品を発表し続け、国内外での賞を多数受賞するなど、今注目されている新進気鋭の若手作家です。

本展では、2008 年以降に内倉の地元である宮崎で撮影された5 つのシリーズに注目し、「PORTRAIT」という切り口から各シリーズを紹介する中で、内倉真一郎の魅力に迫っていきたいと思います。

また、会期初日の10 月21 日には写真研究者の小林美香氏をゲストに招いたトークイベントも開催!!皆様のお越しをお待ちしております。

《作家コメント》

僕は小さな町の写真館で育った。
幼少期の遊び道具は、スタジオの機材だったりする。
高校を卒業後は、何れ実家の写真館を継ぐだろうと、
あまり深く考えないままに大阪の写真専門学校で嫌々ながら写真を学んでいた。
写真なんて興味がないと思っていたが、気づけば心斎橋や天王寺のホームレスに眼を向け
ている自分がいた。
都市のストリートスナップを撮影しては現像とプリントを繰り返す日々。
写真の楽しさに気づいたのがこの時期である。
卒業後は、六本木のコマーシャルスタジオで勤務しながら相変わらず僕はストリートを撮
り続けていた。今度は新宿に眼が行き、都市の殺伐しさや孤独感、閉鎖感をカメラを叩き
つけるような気分で撮り続けた。
ある日、母からの電話で決断する。
僕は宮崎に戻り、家業の写真館二代目になると。
それと同時に最後の新宿ストリートスナップしようと決意した。

2008 年、地元宮崎に戻ってからも僕は相変わらず暇を見つけては作品のことを考えていた。
距離的にも、もう簡単に新宿に行けるわけではない。
僕の人生にはもう写真がなくなるのだろうか?と、少し考える日々が続いた。
ある日、真っ白な壁に立ちすくんでいる少年を見かけた。
その少年には光が突き刺さるように当たっており、
それを見た瞬間に、僕は何の迷いもなくポートレートを撮り始めた。
背景に大都市がないだけで、僕の気持ちは何ら変わりはなかった。
そう、パリ、NY、無人島、どこにいようが作品は撮れると再確認したのだ。
そこからはもう迷いはなく、溜まっていた感情を作品に一気に叩きつける日々が続いた。
地方にいる僕は誰にも負けないコンディションでただ一人写真に向き合っている。
今回の個展「PORTRAIT」は、僕が宮崎に戻った2008 年からの作品の集大成であり、始
まりでもある。
メインギャラリーでは「人間図鑑」と「肖像」の最新作、併設するショールームでは「佳
子」「犬の戦士団」「BABY」の3 シリーズが並ぶ。
宮崎に戻ってから撮影したこれらのシリーズは、どれも僕の分身のような作品達である。
                           内倉真一郎

内倉真一郎  " PORTRAIT  "