田中 宏美 展
開催概要
- 会期
- 2017年10月26日 〜 2017年12月14日
- 会場
- Gallery Pepin (埼玉県さいたま市緑区大牧1470-10)
- 参加クリエイター
- 田中宏美
- ジャンル
- アート
- タグ
- 平面
開催内容
田中宏美は 2002 年女子美術大学卒業後、同大学大学院を 2004 年に修了、
2009 年には「VOCA 展」へ選出されての出展、中堅作家に入る現在も描き・発表を続けている。
田中の作品は、画面のほとんどを白が覆い、落ち着いた黄色でその上に線を描いている。
鑑賞者は見ているうちに気が付く、黄色のそれが山の稜線であることに。
そしてまた更に見つめていると、白 ( 雪 ) の下に重なる多色が浮かび上がってくる。
田中は何層も色を重ねて白で覆い、削る作業を行うことで、鮮やかで淡く美しい色を浮かび上がらせる。
大きな山は生命体であり、色鮮やかな淡い発光は生命力そのものなのだ。
田中は登山やクライミングを趣味とする。これは想像の範疇だが、山の稜線を足と手で確認し、
体に落とし込んでいるのではないだろうか。そして自分自身がその壮大な山に挑み、
自己の生命力と向き合うことで、終わりのない絵画表現への持久力を蓄えているのかもしれない。
秋が深まって参りました。四季が乱れている昨今だからこそ、自国の四季が与えてくれる
情感の豊かさを感じます。芸術の秋です。「田中宏美 展」ご高覧のほど宜しくお願い申し上げます。
私は作品に view とタイトルをつけます。それは、絵画とはそれを見る人を受け止めて、
日常とは違う空間に連れて行ってくれる風景であってほしいと考えているからです。
生きているものの生命力と、大自然の中にいるようなすがすがしさとが共存するような表現はできないかと
考えています。
アクリル絵の具を何層も重ねて削ることにより現実的には冷たい雪の風景の向こう側に見える暖かみや、
雪に閉ざされた中で春を待ち、生命力をたくわえている力強さなどを表現したいと考えています。
私の絵を見る前より少しでも、爽やかで晴れた気持ちになってくれたら幸せです。 田中宏美