TOOLS FOR MY FATHER TO MAKE A VIOLIN: 島本 彩 × 島本 康彦
開催概要
- 会期
- 2017年07月25日 〜 2017年08月06日
- 会場
- Art Spot Korin (京都府京都市東山区元町)
- 参加クリエイター
- 島本彩 / 島本康彦
- ジャンル
- アート
開催内容
銅版画を作っている私と、ヴァイオリンを作った父の展覧会です。
私はふだん、時間をこえて人の手に渡るモノやそれらの痕跡を、実物そのままに銅版上でデッサンし、
切り取り、彫り、インクを詰めて刷った、銅版画(メゾチント)を制作しています。
その行為は、そのモノにある、持ち主の念や執着のようなものを見てみたいという思いからきています。
そんな私に、父がヴァイオリンを作り終えた、とメールが届きました。
そういえば父は、私がものごころつく頃から沢山の種類の木や貝を収集していて、
いつかヴァイオリンを自分の手で作るということは家族間の周知の事実でした。
父も定年し、私もずいぶん大人と言われる歳になり、やっと、気づいたことがありました。
寡黙で仕事人間だった父も、モノを作る人だったんだということです。
今回の展覧会をするにあたり、この1つのヴァイオリンに向き合ったとき、
私は、父のヴァイオリンよりも、道具に興味を持ちました。
父の道具たちが、ものすごく丁寧にしまわれていて、研がれており、美しかったからです。
はじめて、父がどういう人か、感じたように思います。
どうぞ稚拙な銅版画とヴァイオリンですが見てやって下さい。