志賀理江子 ブラインドデート
開催概要
- 会期
- 2017年06月10日 〜 2017年09月03日
- 会場
- 丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 (香川県丸亀市浜町80-1)
- 参加クリエイター
- 志賀理江子
- ジャンル
- 写真
開催内容
写真を通して自身と社会が交差する接点に生じる「イメージ」の探求を続ける志賀理江子。1980年に愛知県に生まれ、2008年から宮城県に拠点を移し制作活動を行っています。本展では、2009年にバンコクの恋人たちを撮影したシリーズ「ブラインドデート」を始まりとして、「弔い」「人間の始まり」「大きな資本」「死」などをめぐる考察と物語が綴られていきます。出品作品は、写真プリントの他に約20台のスライドプロジェクターによってインスタレーションを構成。会場に置かれたプロジェクターの点滅は、生、暗闇と光、この世界に相反しながら同時に存在するものごとの隠喩でもあります。私たちの肉眼で見えぬものは何か。その領域をこそ写し出す写真というメディアに懸ける志賀は、出来うる限りの正直さで社会をまなざしながら、人間の生から離れない写真の空間を立ち上げます。
[見どころ]
志賀理江子の 5 年ぶりの大規模な個展
志賀理江子は 1980 年に愛知県に生まれ、ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインを卒業。2007 年度文化庁在外派遣研修生としてロンドンに一年間滞在後、宮城県名取市の北釜地区に拠点を移し、地域のカメラマンとして祭事等を記録するとともに、北釜のオーラルヒストリーを作成しました。2012 年には、北釜と関わった 4 年間の取り組みを包括した個展「螺旋海岸」がせんだいメディアテークで開催され大きな反響を呼びます。2008 年には、写真集「Lilly」「 CANARY」で木村伊兵衛写真賞を受賞しています。
スライドプロジェクターを使った大型インスタレーションと新作の数々
2009 年にタイのバンコクで、バイクの二人乗りで走る恋人たちを撮影したシリーズ「ブラインドデート」を出発点に、「弔い」「人間の始まり」「大きな資本」「死」などをめぐる考察と物語が展開されていきます。それぞれのテーマは志賀が執筆したテキストと呼応し、テキストは会場に掲示され、カタログにも収録予定です。
ブラインドデート・ライブラリーとリレートーク
会期中には、志賀の制作スタジオ「スタジオ・パーラー」の本棚より、世界中から集められた書籍の数々を 2階美術図書室に配架します。写真に関するものから、漫画、エッセイ、雑誌など、本の内容や形態はさまざま。本人の蔵書を含めてつくる「ブラインドデート・ライブラリー」 。どなたでも自由に本を手に取っていただけます。また、志賀理江子が聞き手となって、選書の中から執筆者を迎えてリレートークを行います。
志賀理江子|Lieko Shiga
1980 愛知県生まれ
1999-2004 ロンドン芸術大学チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン
2007-2008 文化庁新進芸術家海外研修(ロンドン)
現在、宮城県在住
〈主な個展〉
2001 「浮遊する出来事」グラフギャラリー、大阪
2003 「明日の朝、ジャックが私を見た。」
2003 グラフメディアジーエム、大阪/アップリンクギャラリー東京
2005 「リリー」グラフメディアジーエム、大阪
2006 「リリー」ニューク・ギャラリー、パリ
2008 「座礁の記録」フォトギャラリエット、オスロ
2011 「カナリア門」ギャラリー・プリスカ・パスカー、ケルン
2011 「カナリア門 志賀理江子写真展」三菱地所アルティアム、福岡
2012 「志賀理江子 螺旋海岸」せんだいメディアテーク、仙台
2013 「カナリア」Foam 写真美術館、アムステルダム