釣崎清隆+笹山直規 展覧会 「Onces de la Noche」

開催概要

会期
2017年05月13日 〜 2017年05月21日
会場
ナオナカムラ-素人の乱12号店 (東京都杉並区高円寺北3-8-12 フデノビル2F奥の部屋 素人の乱12号店)
ジャンル
写真
タグ
オープニングレセプション、トークイベント、写真、絵画

開催内容

この度、高円寺にあります素人の乱12号店「ナオナカムラ」では、釣崎清隆+笹山直規展覧会「Onces del la Noche」を開催いたします。
はじめに、本展覧会の実現に向けて“メキシコ死体合宿”にご理解、ご支援いただきましたことに深く感謝申し上げます。

1994年より世界各国の犯罪現場や紛争地域で死体を撮影するとともに映像作家や文筆家としても活躍している釣崎清隆と、2004年より事故現場をメインテーマに自作の水彩絵具で絵画を制作している笹山直規による展覧会「IMPACT」(2015/ナオナカムラ)の第2弾として、2016年1月から約8か月間に亘り「メキシコへ行って死体と出会い、作品を作って日本で展覧会がしたい!!」という“メキシコ死体合宿”のクラウドファンディング「¡¡EL PROYECTO DEATH ART EN MEXCO!!]を立ち上げ、おかげさまで21名の方から625,000円のご支援をいただくことができました。
釣崎と笹山は9月30日から約1か月間、到着したその日の夜から毎晩のように現地のカメラマンや新聞記者など報道チームと共に人の死を待ち続け、一報が入る度に現場へ急行しました。メキシコに生きる彼らは、麻薬カルテルによる見せしめの虐殺をはじめ、殺人事件や交通事故など死がより身近な社会の中で、どんな時でも食べて飲んで歌って踊る陽気な生のパワーに溢れています。
展覧会タイトル「Onces del la Noche」は、夜の11時と夜の11人というグループ的意味を併せ持ち、メキシコ滞在中に行動を共にした報道チームが使っているSNSのグループ名に由来します。彼らが死の現場にいち早く駆けつけるべく情報共有に欠かせないものでした。今展覧会では、“メキシコ死体合宿”で制作された作品をメインに、滞在中に撮影された映像や新聞などの資料で構成します。また、世界中の古新聞を使った作品を数多く手掛け、テレビ出演や雑誌掲載をはじめ、国内外問わず活躍している“新聞女”こと西沢みゆき氏をゲストにお迎えし、メキシコの新聞を使い今展覧会のために制作された作品も展示予定です。

人の死を待ち続け、惨事の現場に命懸けで踏み込んでいった釣崎と笹山の作品から、彼らの抱く緊迫感と高揚感のアンビバレントな空気を感じていただけましたら幸いです。約8年ぶりにメキシコへ入った釣崎と、今回初めて親族以外の死を目にした笹山による展覧会「Onces del la Noche」をこの機会にどうぞご覧ください。
また、展覧会初日である13日(土)19:00より釣崎と笹山によるアーティストトーク、20日(土)19:00よりトークライブハウス「パンディット」にて釣崎と笹山を登壇者に8名のゲストをお迎えして「メキシコ死体合宿・大報告会」を開催いたします。

ディレクター中村奈央


釣崎 清隆 (Tsurisaki Kiyotaka)
1966年富山県生まれ。慶應義塾大学文学部を卒業後、AV監督を経て、1994年 よりタイやコロンビア、メキシコなど世界各国の犯罪現場や紛争地域でこれまでに 1000体以上の死体を撮影するとともに、映像作家や文筆家としても活躍。 主な著書に、『世界残酷紀行 死体に目が眩んで』 (リトル・モア)、『エメラルド王』 (新潮社)、など。2017年3月『原子力戦争の犬たち/福島第一原発戦記』(東京キ ララ社)を出版。

笹山 直規 (Naoki Sasayama)
1981年滋賀県生まれ。2005年大阪芸術大学を卒業。2004年より事故現場をメイン テーマに、2005年に死刑囚の最後の食事を描いたシリーズ「The Last Meal」など 事故や死刑囚、死体といった生と死をテーマに自作の水彩絵具で絵画を制作。「群馬 青年ビエンナーレ’05」(2005/群馬県立近代美術館)大賞受賞。 主な個展に、「大惨事的な鑑賞者」(2012/Frantic Gallery)、「THE TRAVEL」 (2013/ART SPACE ZERO-ONE)など。東京と大阪をメインにグループ展も多数 企画、出展。

釣崎清隆+笹山直規 展覧会 「Onces de la Noche」