『絵と彫刻』加藤泉作品集出版記念展
会期: 2011-06-03 - 2011-07-03
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
トークイベント
レセプションパーティー
彫刻
平面
開催内容
加藤泉(1969年生まれ、武蔵野美術大学造形学部油絵科卒)は、アートシーンの中でいま最も活躍している作家の一人です。
2007年ヴェネツィア・ビエンナーレの企画展に参加したのちも、つい先ごろの箱根彫刻の森美術館で大型個展(2010.9-2011.1)を成功裏に終えるなど、話題は尽きません。
暗褐色の筆致や人間と植物との混生や荒々しい木彫とその彩色が特徴の加藤の作品は、異形の生命体-胎児とも異星人とも見える-のとびきりユニークな表現として、人間の形をしながら、生命の原初的なかたちを想像させます。
油彩と彫刻と、素材や技法が異なっても、加藤の発想や表現したいことの根本は(コンセプトは)一貫していることがよくわかります。
この度は、加藤泉の最初のモノグラフの刊行とあわせて、ソフトビニール製彫刻作品が発表されます。フィギュアの制作チーム「リンデン」と作家との綿密なコラボレーションによって手彩色の限定フィギュアが出来上がりました。
限定120部のモノグラフ特装版にのみ付くもので、1点1点がこの世界にひとつしか存在しないオリジナル作品です。加藤泉のエッセンスが小さいソフトビニールにぎゅっとつまったつるつるの表面はグロテスクなのに何故かとてもチャーミングです。
ナディッフ・ギャラリーでは、そうした加藤泉の最新の仕事として、彫刻(小)、ドローイング、ソフトビニール製彫刻作品の制作過程で出てきたもの(原型、金型 etc.)を発表します。是非ご高覧ください。