Kiiro 新作個展 『SAKURA』
開催概要
- 会期
- 2017年03月15日 〜 2017年04月08日
- 会場
- EMON PHOTO GALLERY (東京都港区南麻布5-11-12 togoBldg, togo Bldg. B1)
- 参加クリエイター
- Kiiro
- ジャンル
- 写真
開催内容
3月15日から開催の写真作家Kiiro新作展のご案内を申し上げます。
Kiiroは一貫してコスモスを追い続け、自ら撮った写真を使って創作活動を行うアーティスト。写真の枠に収まらないその多彩な表現力は、ベルギー、パリなどのアートフェアで注目を集め、世界中のコレクターを魅了してきました。
新作では2009年から続くコスモスの題材を一変させて、日本の象徴「桜」に着眼しました。被写体となったのは人の手が入らない山桜。撮りためた膨大なイメージ画像を使ってコラージュするKiiroのフォトモンタージュは、桜に封印された「詩」を至るところに見つけ出し、タペストリーを織り上げるように視覚化していきます。隆起した幹と差し交わす枝の中でこぼれるように咲く花、また儚く散っていく様子。作者は、咲き誇る「静」、舞い散る「動」の様子を鋭く観察し、あるがままを一瞬の時間に閉じ込めようと試みるのです。
「花は野にあるが如し」と云った茶人・千利休の美学にも通じ、自然の秩序や調和が宇宙的な拡がりとなって表された意欲作『SAKURA』。4メートルを超える二対の屏風作品の他、6作品を交えてご紹介致します。
アーティストステートメント
一生はあっという間だろう。
桜吹雪の中で見上げた桜は力強く、
まるで雲の中でうねる龍の様に思えた。
ゴツゴツとした幹や四方から飛び出す枝は龍の鱗と手足。
隆起する幹は、天に昇る龍の体。
儚くも力強い、陰陽の美しさ。
思い出とともに花は散っていく。
消えていく記憶を思い出すように、
何百の写真を重ねては削り取っていく。
いつか終わるのを知りながら、
花咲くその一時のうつろいを楽しんでいる私だ。