多摩美術大学大学院美術研究科彫刻専攻生選抜展プロジェクト 盛田渓太 1/206
開催概要
開催内容
多摩美術大学の「大学院美術研究科彫刻専攻生選抜展プロジェクト」は、同学彫刻学科の主催により、大学院生の中から選抜された優秀な作家2名が、画廊での個展を開催するものです。
盛田渓太の美術表現の根底には「私たち人間とはいったいなんなのだろう?」という疑問があります。社会における「人」としての在り方、また生物としての存在意義、いずれにおいても正しい答えというものは無く、確実なのは今生きているということ、そしていずれは死ぬ、ということです。今回の作品は、現代の日常生活においては実感から遠ざけられ、忘れられがちな、その「死」というものの認識をテーマにしています。一本の骨が私たちに問いかけるものは何か。そこには生きていた人間の精神の軌跡も個のアイデンティティも刻まれてはいません。しかし生命であったことの痕跡を最も無機質な姿にまで還元させたとき、人はその背後に「生命」の不思議さと豊かさを感じとるのかもしれません。