木村哲雄・後藤正年二人展 ギムラー vs ゴドー
会期: 2011-04-19 - 2011-05-01
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
レセプションパーティー
平面
開催内容
このたび、The Artcomplex Center of Tokyo (ACT) では、下記の通り「木村哲雄・後藤正年二人展 ギムラー vs ゴドー」を開催致し
ます。女性台頭の時代と言われて久しい中、2人の男が「バカ」と「男」をテーマに平面作品を通して男を見
せます。ご高覧、ご高配賜れますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
今回の展覧会では、木村・後藤それぞれ10点ずつ、計20点の作品を展示致します。
後藤は、全てキャンバスにアクリル絵具で、キャラクターを描いた作品を発表します。しっかりとしたライン
で描かれたキャラクターと、だまし絵をミックスさせた作品でまとめられています。鑑賞者には、キャラクタ
ーの作り出す世界を味わうのと同時に、だまし絵の中に浮かび上がる何かを見つける楽しみも体験して頂けた
らと思います。
対して木村の作品の見所は、男の馬鹿さ加減、いかに(いい意味でも悪い意味でも)男が馬鹿であるかが、木
村独自の視点から表現されている点です。それは、木村自身が「日々自分の馬鹿さ加減を嘆いているのだが、
これがやめられないのである。逆に自分の馬鹿さ加減に快感すら覚えている。世間様様は馬鹿に対して悪い印
象を持っているが、だがしかし必要馬鹿ってのもとても大切だと思うのである。だって世界がまじめだけだっ
たら息がつまっちゃうじゃん、そんなのやだよ、僕。」と語るように、社会に対する木村の痛烈な皮肉が描か
れています。
この機会に是非、頭をからっぽにして、木村・後藤それぞれが創り出す「お馬鹿ワールド」を堪能して下さい。
もしかしたら、新しい世界が見えて来るかもしれません。