前沢知子 『組替え絵画 / 私たちの作品を見てください - 鏡の家 60/83, 2016 -』
開催概要
開催内容
この作品は、3月6日に飯田市美術博物館で開催した子どもと大人対象のワークショップ「からだをいっぱいつかって お絵かきしよう!」で出来た素材を再構成して展示したものです。ワークショップでは、参加者の大人と子どもが一緒になって床に広げた綿布の上で、全身を使い絵具遊びを行いました。そこで出来た素材を切り取り、絵画画面(キャンバス)に仕立て上げ、ロビー空間の壁面に設置しました。
作品は伊那谷を流れる天竜川から発想しています。一筋に流れる天竜川も、それぞれの場所では、地形や人々との関わりで川の表情は千差万別です。同様に、作品全体は会場に一筋の流れのごとく展示されていても、作品の個々の表情は色取り取りです。絵具の表情には、ワークショップでの参加者の時間や個々の絵具との関わりがあります。
さらに作品の一筋の流れは、ロビー空間の景色の見え方を変えていきます。ロビーの黒い床とガラスには、鏡のように屋外の像が映り込む効果があり「室内の鑑賞者や建造物」と「屋外の散策者や風景」とが、幾重にも重なります。このように相互の関わりを作品がつなげていきます。
前沢知子(美術家)http://www.tomokomaezawa.com