松井ヨシアキ展 パッサージュの散歩者
開催概要
- 会期
- 2016年05月25日 〜 2016年06月05日
- 会場
- Bunkamura Gallery 8/ (東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8 階)
- 参加クリエイター
- 松井ヨシアキ
- ジャンル
- アート
- タグ
- 油彩画、平面、現代アート
開催内容
郷愁が交差する、モードな通り道
大都会パリの中に古くから差し込まれている「パッサージュ」。
パッサージュとはフランス語で「抜け道」「通り道」を意味し、1800 年代にその多くが建設され、郷愁感漂う高級商店街として流行り(モード)の空間でした。デパートの開業や大通りの開通などにより衰退していったものの、現存しているパッサージュは今もなお当時さながらな雰囲気を漂わせています。
今回その「パッサージュ」をテーマに作品を発表するのは、Bunkamura Gallery5 回目の個展となる松井ヨシアキ。聴力を失った松井にとって、音は聞くものではなく感じ取るもの。躍動する人々の動作や表情、風になびく木々の音色、夜空に輝く星の流れ、そんな何気ない動きに音を与えていきます。必ずしも現実にこだわる必要はありません。目の前に広がっていた場面を記憶から呼び起こし、今見ている現実の空間と織り交ぜる。そこから生まれる光景は見る者の心に自然と溶け込み、調和していきます. 無駄をそぎ落としシンプルに、そしてしっかりと描かれた曲線美、そこからは松井にしか感じ取ることのできない音が確実に存在しています。
現代においても古き良きノスタルジアな空間であるパッサージュ。松井はどのようにその場所を受け止め、どこに音を見つけ、どの記憶と融合させるのか。作品の中に存在する、彼だけのリズムを感じて下さい。