「無名 / unnamed」 谷澤紗和子(美術作家)×藤野可織(小説家)
開催概要
- 会期
- 2015年10月23日 〜 2015年11月01日
- 会場
- KUNST ARZT (京都府京都市東山区夷町155-7 2F)
- 参加クリエイター
- 谷澤紗和子 / 藤野可織
- ジャンル
- アート
- タグ
- 現代アート
開催内容
藤野さんの作品が好きだ。
いつもこちらの読みをするりとかわし、すとん、と、彼女が丁寧にしつらえた穴に落とされてしまう。
幸いにも、名の無い私の創作物をテーマに、1つ短編を書いて頂けることになった。
名前の無いものたちは、どのようなおしゃべりを始めるだろうのか。
次の穴に突き落とされるのが待ち遠しい。 谷澤 紗和子(キュレーション)
KUNST ARZT では、谷澤紗和子キュレーションの展覧会として、
谷澤紗和子さんと第149回芥川賞作家でもある藤野可織さんとのコラボレーション展を開催します。
視覚芸術と小説という異ジャンルの精鋭二人であり、
どのような展覧会になるのかは全く想像がつきません。
ただ、藤野可織さんには、大学院で美学美術史を研究していた経験があり、
谷澤紗和子さんのスピリチュアルな感性を刺激する作品との融合は、
間違いなく斬新な領域に鑑賞者を連れて行ってくれると思います。
ご注目頂ければ幸いです。 (KUNSTARZT 岡本光博)
藤野さんの小説はとても写真的だと思う。
登場人物の背景には虚実を越えた世界がうつり込み、
時に前景化さえする。その時々がとても良い。
今回藤野さんの小説世界と、
谷澤さんの《無名》という「個」をもつ作品群が対峙する。
両者の間に横たわるのはある種の不鮮明さであり、
来るはいつも分かり合えない私たちの「個」を変容させる、
痛みにも似た鮮烈な瞬間だろう。 奥脇嵩大(青森県立美術館学芸員)