CRAZY DUO 岸田孝一・伊藤昌夫2人展

開催概要

会期
2015年09月21日 〜 2015年09月26日
会場
ギャラリー檜B・C (東京都中央区京橋3-9-9 ウインド京橋ビル2F)
参加クリエイター
岸田孝一 / 伊藤昌夫
ジャンル
アート
タグ
メディアアート、ミクストメディア、現代アート

開催内容

昨年秋の STRANGE TRIO 展に引き続いて、今年は岸田孝一のMixed Media 作品群(ギャラリー檜 B)と伊藤昌夫のComputer Graphics(ギャ ラリー檜 C)を組み合わせて、ちょっと風変わりな2人 展を企画しました。

作家のコメント
岸田孝一:ここ数年わたしは「何も抽象せず何も表現しない」と いう抽象表現派のスタイルを忠実に守ってきたのだが、今回は少し趣向を変えて「不特定の対象を意識した Cartoon」作りをトライしてみようと考えている。このところ手がけている Mixed Media の習作と、以前 Paul Klee の影響を受けて試みていた線画とを組み合わせるという試みなのだが、はたして当初の思惑通りにうまく行くかどうかは、展覧会が始まってみないとわからない。

伊藤昌夫:脳の三次元モデルという形態を材料にして、見えないコトを表現しようと思っている。コンピュータグラフィックスは、煎じ詰めれば二次元の世界であり、三次元の物体は三角形を使ってその表面を構成するが、どうしてものっぺりしてしまう。そこで、影をつけたりイメージを貼り付けたりして、それらしく見えるようにすることはできる。見る者の意識をだまそうとするわけである。「飛行機が鳥のように空を飛ばない」ことによって、即ち、モノには内実があるのに、それを表現しないことで成功をおさめるのである。
しかし、その戦略が成功しない領域もある。たとえば、生体を表現しようとした場合に直面する困難がそうである。人工物は人工的な面から構成されているので、面で表現するというのは有効な戦略として使えるが、生体はそうではない。机は木材その他を加工して作られているが、人体は何かの材料を加工して出来ているわけではない。コンピュータグラフィックスやアンドロイドに対してわれわれが感じる気味悪さはそのあたりに由来する。今後さらに機械の能力が増えたとしても、われわれの「見る」眼をだますのは(こと生体に対しては)容易ではない。いくら必死になっても「見る」ことをだませないのであれば、逆に見えていない内実やコトを表現できないかと、いま考えている。今回の展示では、そのためのいくつかの試みをお見せしたい。

CRAZY DUO 岸田孝一・伊藤昌夫2人展