「形状記憶」田村 一(陶芸)× Task Q(絵画) 二人展

開催概要

会期
2015年03月21日 〜 2015年03月29日
会場
白白庵 (東京都港区南青山二丁目17-14)
参加クリエイター
田村一 / Task Q / 小堀芙由子
ジャンル
アート
タグ
陶磁、平面

開催内容

2011年以降、東北・秋田のとりわけ雪深い僻地とも言える山の中に戻り制作する田村一にとって、生まれた頃から今に至るまでその環境は外界との距離を感じずにはいられないものであったが、それ故に彼は他者と繋がる・関わる事に対して(都市生活者よりもおそらく何倍も)強い衝動と欲求を持っていたとしても決して不思議では無い。「辺境地展」と題して自らの生地・秋田で各地の陶芸作家を交えて出展及びキュレーションをも行なう彼は、今やこの年代において確固たる地位を築いた存在である。
他方、「Task Q」と言う一風変わったアーティストネームを持つ飯田桂子は、田村とは対照的に現代の都市生活の中で様々な物事に触れ、ストレスにも晒され、多くの人がそうであるように絶対的な多数の中で自己の存在への問い、他者と言う存在との関わり方を模索してきた。まさに絵画面に現れている様に、茫洋として途方に暮れそうになりながらも、微かな体温を保って人間であることを訴えんとする姿は、多くの現代人が共感を持つことを拒絶しない。

海洋生物をはじめプリミティブな造形美に影響を受けつつ、独自進化の道を辿る田村一のうつわやオブジェ。
シンプルな描写法で印象的な構図による世界の奥行きを感じさせ、さらに新作では原初的とも言える筆致を見せるTask Q。
両者の見せるフォルムは、実は私達の世界のあらゆる存在がそうであるように、ひと時も同じでは無いものたちへの愛惜の念の表れであり、その形によって大切な何かを定着・保存させたいと言う気持ちの産物なのだろう。
言葉を越えた何かを記憶させるかたち。
形状記憶とは、そこから名付けたタイトルである。

「形状記憶」田村 一(陶芸)× Task Q(絵画) 二人展