「赤い糸」 上田寛 絵画作品展

開催概要

会期
2014年12月10日 〜 2014年12月16日
会場
ぎゃらりぃ西利 (京都府京都市東山区四条通祇園町南側578 京つけもの西利祇園店3・4階)
参加クリエイター
上田寛
ジャンル
アート
タグ
アクリル画

開催内容

赤い糸をつうじて、さまざまなものごとのかかわりを表現しました。
テーマ作品のほか、多数出品します。
絵画、銅版画、他

テーマ「赤い糸」
まだ人がこの世に存在していなかった遠い昔から、さまざまな物体や現象は存在していて、それらは自然界の中で、関係性や連続性によって成り立っていました。
全体と部分の区分はなく、すべては調和で維持されていたのですが、のちに人は物事それぞれ個別に「名前」や「形」を定義付け、「意味」をも持たせました。
そして世界は人の認識によって形成されるようになったのです。


東日本大震災と原発事故のあと、自然と人間のかかわりや、物の発展と人の幸福、物と自然の関係などをあらためて考えるようになりました。

人の幸福のための開発が、自然破壊を生じ、結果人に不幸をもたらすことがあります。
動物を愛おしむというのも人の都合で、それは時に動物にとっては不都合な自体をおこします。
このように、いまの世界は人の都合によってでさまざまな自体が生じています。
しかし自然にはまだまだ人智が及ばない領域や力があるのです。

元々世界は一枚の布のように明確な境目はなく、部分部分で密度や状態が違うものが流動的にゆらめいたのでしたが、それを人は分断し、あらたな関係性をもたせるために各々をふたたび繋ぎ合わせたのです。
縫い合わせが悪いと、そこからまたほころびが生じ、伝搬し、離れた別の部分にまでもほころびが生じます。

あらゆる物事は単独では成立していません。物と物、物と人、人と自然は常になんらかのつながりで成り立っています。

このようなさまざまな物事のつながりを、赤い糸によって表現しました。

「赤い糸」 上田寛 絵画作品展