第10回 関西書票俱楽部 書票展
開催概要
開催内容
関西に在住する、板目木版や木口木版、銅版画、篆刻や水彩画を描く作家26人が書票を制作
し年に1回、展覧会を開催して今回で10回目になります。
「書票とは」
書票とはラテン語のEXLIBRIS(エキスリブリス)の日本語訳で「誰それの所有する書物」
という意味で、本の見返しに貼って自分の蔵書であることを示すものです。
書票が誕生したのは15世紀のドイツ。初期には木版画が主流でした。
16世紀になるとドイツの著名な画家のデューラーやクラナッハ、ホルバインらが書票を
手掛けると、瞬く間にヨーロッパ中に広がりました。
日本では本の持ち主を示すものとして蔵書印が用いられていましたが、1900年に文芸誌
「明星」に紹介されて以来、竹久夢二、武井武雄、川上澄生、芹沢銈介等の著名な作家が
制作を行い、盛んになりました。
現在では本来の本の所有者をしめすものとしての用途のほか、書票は作品の大きさが葉書大
以下のものが多いことから「小版画」の美術品として楽しまれており、その可愛い美しさから
「紙の宝石」と云われています。
このたびも、いろいろな技法で描かれた風景、人物、花等の植物、動物達などが四季の風情豊か
に表現された作品約100点余が展示されます。
その高い芸術性から小版画として自室での展示を楽しむ、また一人の作家のものを集める、
いろいろと異なる作風のものを収集するなど、書票の楽しみを追求する愛好家は多く、
毎年待望されている展覧会の一つです。