伊藤幸久 陶の人物展 ‘Gravity dolls’

開催概要

会期
2014年09月02日 〜 2014年09月20日
会場
Fuma Contemporary Tokyo | Bunkyo Art (東京都中央区入船1-3-9 長崎ビル9F)
参加クリエイター
伊藤幸久
ジャンル
アート
タグ
立体、彫刻

開催内容

伊藤幸久は人形と彫刻、つまり迫真感と立体感の狭間を考察し、陶の人物像を制作する作家である。彩色や衣裳的形成による肉体擬装への疑念と像に込める塊の意識を強く持ち、独特の世界を生み出している。作品制作の主題は、自己の感情であり、その感情の一部を意識内で突き放し客観的に捉え物語として紡ぎ擬人化することである。素材にはテラコッタを使用しているが、その理由として漫画家・中村光の著作「荒川アンダーザブリッジ」の中のこんな台詞で気が付いたそうだ。「人間の心ってもんは重い上に割れもんだ」この台詞を目にした時、陶が不思議と肌に合う理由を確信したと云う。伊藤の作品は、人間の心を抽象し作品化したものである。言い換えれば“心のメタファー”である。そして心のメタファー(隠喩)である作品の素材として、心と同じ“重くて壊れやすい”という性質をもった陶で制作することは必然的であったという。これこそ伊藤幸久が陶の人物像を制作する大きな理由である。

伊藤幸久 陶の人物展 ‘Gravity dolls’