GITAI x KAGI type T
会期: 2011-01-13 - 2011-02-06
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
レセプションパーティー
インスタレーション
開催内容
『全ての作品は場所から始まっている』
2010年10月奈良アートプロム(NAP2010)が開催され、その一会場で擬態美術協会 + 鍵豪 typeK というインスタレーションが施行された。
展示会場内を延々と、十字に交わる赤い閃光が一定の速度で回転し続けている。
光は空間や肉体を侵犯するかのごとく、その凹凸をなぞり、超え、遠ざかる。GITAI(擬態美術協会)の作品は常に見る者に問いかけ、判断を委ねている。 あたかもそれは「その場にいる事こそがアートだ」 と言いたげだ。
一方、床に並べられたメタルボックス。そこから発せられる赤い光。そして無数の虫の音をサンプリングし変換した爆音がヘッドフォンから漏れ出る。KAGI(鍵豪)の作品は並列と連続の向こう側に見えてくる無個性の中の個性を抉り出す。「信じる前に
感じる事。それが大事だ」と彼は言う。
手法も意図も異にする二つの事象が、一つの時空間に居合わせる事によって相乗効果が生まれる。しかしその効果は、それぞれが自身を客体化し妥協を排した状況でのみ最大値を示すはずだ。
このインスタレーションをTOKIO OUT of PLACEの空間で進化させる、それが今回のGITAI x KAGI typeTである。
『今までは場所を求めて外にでてきたが、今回はホワイトキューブという、とても守られた空間。振り出しに連れ戻された気がしている』奈良という神話的トポスからトーキョーに場所を移し、二つの事象が再度ぶつかりあう。
さて今回はどんな光を放ってくれるのか、乞うご期待。