安國麻衣 POINT⇄LINE -with plants-
開催概要
開催内容
点という概念にすぎないものが、視覚化された瞬間に、それは面積をもち線に
かこまれたものになります。同様に線も、線に囲まれ、終わりをもつものとな
ります。視覚化された線の中には点を、点の中には線を内包仕合ます。
線は無数の点の集合体であるかもしれませんし、点もまたその内に点や線を内
在するものかもしれません。と同時に、それらは本来の情報体としての属性も
もち続けているのです。
ちょうど、種子が生命情報を秘め、それが具現化され 花開き、また種へとその
情報を立ち戻し、時に凍結し、時間や場所を移して行 くようにです。
また、言語は個と個とを繋ぐものですが、それも、点と線との 関わりのように、
言語が本来持つ情報性と、それぞれの個から映し出される固 有の言語性が合い
まり、情報化され、解凍され、時間や空間を越え、記号であ ると同時に、存在
と関わりを内包し合います。
壁のようなものという素材は、 地から垂直にたつという縦の軸、時間の中にあ
り続けようとする横の軸をもち、 風化や崩壊を繰り返しながらその中に何かを
残そうというあり方を表現したく 選んでいます。
このような側面から、壁のようなものに点と線とを刻み、それら相対の中から
生まれ得る個を導き探ろうと試みます。