LAND SPACE 瀧本幹也写真展
開催概要
- 会期
- 2014年05月31日 〜 2014年06月29日
- 会場
- 三菱地所アルティアム (福岡県福岡市中央区天神1-7-11 イムズ8F)
- 参加クリエイター
- 瀧本幹也
- ジャンル
- 写真
- タグ
- レセプションパーティー、写真
開催内容
瀧本幹也は、1998年の独立以降、企業のCMや広告など広告写真を中心に精力的に活動を続けてきた。2013年の映画「そして父になる」(是枝裕和監督)では自身初となる撮影監督を務める他、CMではトヨタの「ReBORN」やダイワハウスなどの話題作を手掛けている。
本展では2013年に出版された『LAND SPACE』より大判の写真作品数十点を九州で初めて紹介する。
[LAND]と[SPACE]の ふたつの視点
ふたつのシリーズはそれぞれ被写体に迫る作家の強い意志によって撮影されている。地球の営みを収めた[LAND]では、苔に覆われたアイスランドの大地や、トルコ・カッパドキアの起立した岩、インドネシアやハワイの火山など、太古の地球の姿を現在も変わらずにとどめた地形と対峙している。これらの写真に、神秘的で静謐な地球の姿を感じずにはいられないだろう。
一方、[SPACE]では人工的に創られたスペースシャトルの造形美や迫力感を物語る。また宇宙センター内のスペースシャトルの組立棟や整備施設など、通常は立入禁止とされるエリアや、シャトル発射にあたって撮影は困難と言われる場所からも撮影を試みており、これまでにないスペースシャトルの姿を捉えている。撮影方法も工夫を凝らしており、打ち上げ時5キロ以内に近づくのは禁止されているため、音に反応してシャッターを切る装置を使い、発射台から500メートルの地点から打ち上げの様子を連続的に撮影することに成功している。
さらに興味深い点に、[LAND]と[SPACE]とを結びつける、人工物か自然の風景か見紛うような写真が中には見受けられる。このイメージの重なりこそ『LAND SPACE』の魅力のひとつであり、ふたつの視点がひとつになる瞬間である。近代文明の象徴のようなスペースシャトルと太古から変わりない自然の風景は、一見対極のように感じられるが、ふたつの視点を行き来するうちに、まるで地球を俯瞰して見ているかのような感覚に気づかされるだろう。
人類が生み出した圧倒的な造形美と自然の壮大さを伝える『LAND SPACE』の世界観を、この機会に是非ご覧いただきたい。