菅かおる展「水中トリップ」?燭の灯でみる水の絵
会期: 2010-12-15 - 2010-12-26
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
平面
開催内容
このたび、
ギャラリーアンテナで「蝋燭の灯でみる水の絵」を発表をすることになりました。
私は、水を主題に絵を制作しています。 水の表現に金箔を使用するにあたっていつも考えさせられることはその絵を鑑賞する時の光の状況です。
絵画の素材として、金箔は古代より使用されてきました。 日本で箔は、雲や空、空間としての象徴であったり、様々な言葉にできない「間」の表現として使用されてきたように思います。
そして電気がなかった時代、薄暗い屋敷内で油や蝋燭の灯で観ていた絵画は、今とは全く違った表情をみせたであろうと想像できます。
蛍光灯、白熱灯、または自然光、それぞれ光の状況によって箔の見え方は違い、他の絵画素材よりも光の影響を受けやすく、また、それこそが箔の魅力です。
今回展示する絵は蝋燭の灯りを前提として制作しました。蝋燭の灯りのもと、私の水の絵がどのような表情を見せるのかを観てみたい、という考えが事の始まりです。そしてそれならば、公開して皆様にも見て頂こうという試みになりました。
時間は、日が沈み始める17時から始まります。
ぜひ皆様で足をお運び頂き、ご高覧頂けますと幸いです。