Unbound: Possibilities in Painting
開催概要
- 会期
- 2013年11月28日 〜 2013年12月10日
- 会場
- 現代HEIGHTS GALLERY Den (東京都世田谷区北沢1-45-36)
- 参加クリエイター
- 平田星司
- ジャンル
- アート
- タグ
- 平面
開催内容
Unbound: Possibilities in Painting - 「解き放つ-絵画における可能性」という、やや大袈裟なタイトルは、ロンドンのヘイワード・ギャラリーで1994年に開催されたものだ。今調べてみると、現在ガーディアン紙で美術批評のチーフであるエードリアン・サールとリッソン・ギャラリーのディレクターのグレッグ・ヒルティが中心となり、国内外から14作家が選ばれた規模の大きな展覧会だった。
個展を依頼されて、当初はこれまでの平面の作品を再構成した展示を考えていた時に(結局新作と未発表作になるが)、このタイトルが頭に浮かんだ。しかしその展覧会自体の印象はむしろ薄い。当時ロンドンでは既に、小さいながらも新しい絵画の動きがあったが、そうした作家たちが除外されていたこともある。いつの時代もそういうものかもしれないと思いつつ。
それで自らの作品がどうだというつもりはないが、そもそも可能性とは何か。少なくとも未だ手に入れていないものに向かっていくことだろう。頭で考えられた明瞭としたコンセプトにプロセスの一々を従わせるのではなく、むしろ逆に、何がどこまでできて、そこからどうするのかというような、その刹那の薄明を踏み出すプロセスに重点をおく。それもまた、一つのコンセプトと言えるが、少
なくとも、そこにはゆらぎがあり、当初の目論見を瓦解させ別の動きを促す何かがある。
2013年11月平田星司