大石 雪野/土屋 裕介 彫刻家二人展 

開催概要

会期
2013年09月14日 〜 2013年10月12日
会場
ギャラリー キドプレス (東京都千代田区九段南 3-3-3ヨコヤマビル 1F)
参加クリエイター
大石雪野 / 土屋裕介
ジャンル
アート
タグ
レセプションパーティー、彫刻

開催内容

土屋 裕介(つちや ゆうすけ)

1985年千葉県出身。‘09年東京藝術大学彫刻科を卒業、’11年同大学院彫刻専攻を修了。
2009年には「アートアワードトーキョー丸の内2009」に出展するなど、これまでに数々の展覧会に参加し、2012年にはキドプレスにて初個展「gilding」を成功させました。

 テラコッタ(素焼き)や桐塑による人物は、確かな造形力を保ちながらも、その表情や仕草がかもしだす趣きは、砂糖菓子のように儚く繊細です。
セラミックや木彫、鍛金、和紙など、部分的に異素材を組み合わせることもあり、細部におよぶ丹念な、作り込みが造形技術の高さを物語っています。

 土屋の作り出す人物はみな、微笑みや悲しみといった直接的な感情ではなく、「赦ゆるし」や「慈恵」あるいは「憂い」「諦め」といったような、奥深い表情をたたえています。作品に出会うや否や、観る人は心をほどかれ、心地のよい脱力感を味わう事でしょう。


大石 雪野 (おおいし ゆきの) 
 空間や時間の「歪み」をテーマに立体作品を制作し続ける大石。
ガゼルやバイソン、ヘラジカなど野生動物たちがその体を奇妙に歪めて佇む姿は、めまいを起こしそうなほど鮮烈な印象でこちらに迫ってきます。

 FRP製の人体に裸像を投影した「Time continuity seen on her surface」では、時を歪みの対象に選んでいます。数時間に渡って眠り続ける作家自身の姿を、通常の時間の何倍もの速度で早送りして再生し、眠りの下で無意識に経過する時を逆説的に意識させられる作品です。

 「形あるものはすべて、時の経過等によって風化して(死んで・壊れて)混じり合って広がって拡散して、ついには本当に存在したのかどうかすら分からなくなってしまう。けれどそれらは消えたわけではなく形を変えて確かに残っている。」大石はこう語り、時間や空間のみならず、そこにまとう精神までもが変容していく過程に着目し、表現に挑んでいます。今回の展示作品でも”変容(Transformation)”というキーワードをテーマに制作しています。

大石 雪野/土屋 裕介 彫刻家二人展