はじめての美術 絵本原画の世界2013
会期: 2013-07-27 - 2013-09-08
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
絵本
平面
開催内容
月刊「こどものとも」の絵本を中心に「子どもがはじめて出会う美術」と言ってふさわしい、色鮮やかな絵本原画の数々をご紹介いたします。
幼い頃に読んでもらった懐かしい絵本を覚えていますか?この夏、平塚市美術館では、月刊「こどものとも」の絵本を中心に、1950 年代から2000年代にわたり出版された絵本について、色鮮やかな原画の数々を展示いたします。
1956 年に福音館書店から創刊された「こどものとも」は、戦後復興の気運を背景に、子どもの立場にたって、その想像力を喚起する絵本作りを目指しました。横長の版型や一冊一話完結型の物語絵本というように、当時としては新しいスタイルを次々と試みます。また芸術家に作品の依頼をすることで、「子どもがはじめて出会う美術」と言ってふさわしい絵本が誕生していきました。
創刊号『ビップとちょうちょう』(1956 年) を手がけたのは、現在も活動を続ける日本画家の堀文子であり、彫刻家・佐藤忠良が描いた『おおきなかぶ』は、世代を超えて読み継がれるロングセラー絵本となっています。この他にも、『ぐりとぐら』( 山脇百合子) のシリーズや、『おしゃべりなたまごやき』( 長新太)、『いちごばたけのちいさなおばあさん』( 中谷千代子)、『はじめてのおつかい』( 林明子) など、人気の高い26 作家・44 冊の絵本の原画約300 点を展示いたします。
それぞれの作家の制作の息づかいが感じられる原画をとおして、かつての子どもたちへ、そして今の子供たちに、美術の魅力を楽しむ機会をお届けいたします。