星記男展 美術評論家・赤津侃企画/第6回『時代の眼』シリーズVol.1

開催概要

会期
2013年07月08日 〜 2013年07月13日
会場
ギャルリー志門 (東京都中央区銀座6-13-7 新保ビル3階)
参加クリエイター
星記男
ジャンル
アート
タグ
平面

開催内容

精神のリズムと開放感に満ちた新鮮な色面      赤津侃(あかつ ただし・美術評論家)

 星記男は新鮮な表現力で、確かな存在感をもった色面体を創り出す。形象と色彩に思惟と感情が存分に込められ、巧みに画面を構成する特徴的なことは、自己の体験や記憶に対する深い考察で、そこから湧き出る自身に親密なイメージを内的律動に従って組み立てる。例えば、登山で感じる自然観やラグビーの運動量や身体感覚を普遍的な色面体に昇華する。それは互いに反発し、呼応しながら調和し、生々しい内面性と精神のリズムを生み出す。
 もう一つの特徴は、純化され、明るく輝く色彩である。精妙な色彩がイメージを喚起し、色彩が増殖する。全体として美しく共鳴し、しなやかな広がりと開放感に満ちている。そこに濃密な空間と凝縮した時間が展開されている。それは画家自身の、なにものにも束縛されない”自己解放図“であろう。観る者はイメージ空間の進退感を呼び起こされ、生の高揚感を得るのである。

星記男展 美術評論家・赤津侃企画/第6回『時代の眼』シリーズVol.1