アンドレアス・グルスキー展 ANDREAS GURSKY
開催概要
- 会期
- 2013年07月03日 〜 2013年09月16日
- 会場
- 国立新美術館 (東京都港区六本木7-22-2)
- 参加クリエイター
- ANDREAS GURSKY
- ジャンル
- 写真
- タグ
- 写真
開催内容
ドイツの現代写真を代表する写真家、アンドレアス・グルスキー(1955年-)による日本初の個展を開催します。ドイツ写真の伝続から出発したダルスキーは、デジタル化か進んだ現代社会に相応しい、すべてが等価に広がる独特の視覚世界を構築し、国際的な注目を集めてきました。
本展覧会には、1980年代の初期作品に始まり、《99セント》(1999年)、《ライン川Ⅱ》(1999年)、《F1ピットストップIV》(200フ年)、《ピョンヤンⅠ》(2007年)、日本に取材した《東京証券取引所》(1990年)や《カミオカンデ》(2007年)といった代表作から、最新作《カタール》(2012年)にいたるまで、グルスキー自身が厳選した約65点の作品が一堂に会します。衛星からの画像を基にした「オーシャン」シリーズ(2010年)や、川面を写す「バンコク」シリーズ(2011年)など、その作品は近年ますますコンセプチュアルな様相を強めています。同時に、まるで抽象絵画のような写真は、写真を使った画家とも言えるグルスキーが開拓した新たな境地を伝えています。
展示会場は、初期から今日までを回顧する年代順ではなく、独自の方法にしたがって構成されます。初期作品と新作、そして、大小さまざまな写真を並置する斬新な展示は、個々の写真を際立たせるとともに、展示室全体を一つの完璧な作品のようにも見せることでしょう。この比類のない展示により、グルスキーの写真世界の魅力を余すところなくご紹介します。
アンドレアス・グルスキー
「ベッヒャー派」の一人、現代ドイツを代表する世界的アーティスト
アンドレアス・グルスキーは、1955年に旧東ドイツのライプツィヒで生まれ、幼少期に西ドイツに移住しました。1977年から1980年まで、エッセンのフォルクヴァング芸術大学でオットー・シュタイナートやミヒャエル・シュミットらの指導のもとヴィジュアル・コミュニケーションを専攻し、その後、1980年から1987年まで、デュッセルドルフ芸術アカデミーで写真界の巨匠ベルント・ベッヒャーに師事しました。そして、カンディダ・ヘーファー、アクセル・ヒュッテ、トーマス・ルフ、トーマス・シュトゥルートらとともに、ベルントと妻ヒラの指導を仰いだ「ベッヒャー派」の一人としてその名を知られるようになります。グルスキーは、2010年よリデュッセルドルフ芸術アカデミーの自由芸術学科を担当し、後進の指導にあたっています。
グルスキーの写真は世界各地の美術館や著名人を魅了
グルスキーは、2001年にニューヨーク近代美術館(MOMA)で大規模な個展を開催し一躍世界にその名が知られることになりました。代表作のひとつである《ライン川Ⅱ》が、20011年11月に、クリスティーズ・ニューヨークで現存する写真家の作品として史上最高額となる約433万ドル(日本円で約3億4千万円、当時のレートによる)で落札されたことでも世間を賑わせました。
現在、ポンピドゥセンター(パリ)、テート・モダン(ロンドン)、ニューヨーク近代美術館(ニューヨーク)をはじめとする世界の主要美術館がダルスキーの作品を所蔵しています。さらに、ミュージシャンのマドンナやエルトン・ジョン、F1レーサーのミヒャエル・シューマッハなど、各界の著名人たちもグルスキーの作品を所有しており、美術界のみならず、世界中で多くの人々を魅了しています。