有元利夫版画展 夭折の画家有元利夫 版画の軌跡

開催概要

会期
2013年06月11日 〜 2013年06月20日
会場
Bunkamura Box Gallery (東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 1F メインロビーフロア)
参加クリエイター
有元利夫
ジャンル
アート
タグ
版画

開催内容

美しいフォルム、漂う音楽 ―

 その豊かな才能で将来を期待されながら、38 歳という若さでこの世を去った有元利夫(1946-1985)。イタリアのフレスコ画と日本の仏画に強い影響を受け、岩絵具や箔を用いて、風化を感じさせる独特の質感を持つ作品を発表し、流行やジャンルに捉われる事なく、独自のスタイルを確立させ、80 年代のアートシーンに大きな影響を与えました。

 有元の作品には、不思議な登場人物やモチーフが優しく描かれています。舞台の幕が上がり、物語のワンシーンが始まり音楽が奏でられる様に、情緒豊かな背景の中の軽やかな女神たち。そして春の訪れを感じさせる花びらや、嬉しい予感を思わせるトランプなど、さりげないモチーフが足された画面からは、有元がこよなく愛したバロック音楽が響き渡るかの様な空間が生まれます。まるで静かな美しさと心地良いメロディーが交わるかの様な有元の作品は、時を超え、世代を超えて愛され続けています。

 また、学生時代より版画制作にも意欲的に取り組んでおり、画家として活動した約10 年足らずの間にも、数々の版画作品を発表しています。本展では、有元の貴重な銅版画、リトグラフ合わせて約25 点を一堂に展覧販売致します。作品に漂う美しい音色と共に紡がれた物語をお楽しみ下さい。

有元利夫版画展 夭折の画家有元利夫 版画の軌跡