須永祥雍展
会期: 2010-11-18 - 2010-11-23
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
平面
開催内容
どんなちいさなひらめきをもひらめきとして大切にすべきです。それがなければ何も生み得ません。空間への好奇心。分解し統合し混合する。「粒」をもって空間を解釈しようとして。アンセストラル コール 不安定さ狂おしさと赤ん坊の白紙さ、などを伴って軽やかさを意識して展開させていく。同時に強靭さ気迫、願い 積み重ねられた経験 絶望感 、それらに基づく一定の重力を働かせる。
筆跡を抑制し延長する。光と空気を生み出す。壁面画廊空間全体をひとつの白いキャンバスとみなして、1つの1つの油彩、ドローイング、石と針金をくみ合わせたオブジェを、等しく「絵具」とみなして配置する。
全体に部分が、部分に全体が反復される構造をもつ様に、堅く束ねてしまわない秩序、乱れてしまわない無秩序をもって構成する。手を伸ばせば雲か水蒸気か空気か星か石かまで届くはずであることを信じて。
(今回、粒による空間の解釈を求め油彩とそれにココアの粉をコラージュしたものや錆びた針金で楕円状の構造を作り白い小石を並べていったものなど約15点出品します。)
- 須永 祥雍