LIQID Ⅱ
会期: 2013-01-06 - 2013-03-07
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
写真
展覧会タグ:
写真
開催内容
インドネシアの写真家 "へンキ・コエンジョロ”の日本での初個展、多くの方にご覧頂き嬉しく思います。
大変好評な写真展でしたので、期間を延長してGALLERY 内のSPACE A で展示を続けることにしました。
一度ご覧になった方も、見逃した方も是非 実際の作品をご覧いただきたく思います。
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水墨画のような静かで凛とした白黒写真は無音の世界を感じられることと思います。
是非、お誘い合わせの上お立寄りご覧下さいませ。
時間 : 1pm - 7pm
Closed : 月、火
まるで水墨画のボカシや滲みのように見える作風の中に、白と黒のエッジを効かせた写真が彼の表現スタイルである。
同じような光景を描いた絵画よりもヘンキの作品には、はるかに多くの意味がありより深く人を惹きつける力を持っている。
なぜなら、そこには大衆受けを狙った虚飾性を全く感じないからである。
それは単に色を使うことを放棄したことだけによるものではなく彼の作品はそれらが「現実」であると信じ込ませる力を持っているからである。「現実」とは、本物であり、真実であり、どこにでもありふれたものであるという意味においての現実である。
あたかも、彼が偶然そこに居合わせたかのように感じられる。
誰でもいつでもインドネシアの森に実際に足を踏み入れれば、ヘンキが捉えた風景を見ることが出来るのではないか?と思わせるような錯覚に陥る。
バランスの取れた精緻な構成ゆえ、その光景が自然発生的であるかのように感じられる。
さらにヘンキは、まだあまり知られていない風景も紹介している。外国からの観光客が必ず撮りたがる海岸や観光スポットなどの風景などには目もくれず、まだ見たことも聞いたこともないような場所の景色や新しい視点を私達に見せてくれる。