熊澤 桂子 展 Bony Glass Installation
会期: 2010-10-04 - 2010-10-17
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
ガラス
インスタレーション
開催内容
ANNEXでの熊澤桂子の個展は3年ぶりの2回目である。
熊澤桂子の関心ごとはいつも自分が生活している環境の中にある。前回の時は彼女は南富良野町を拠点に作家活動をしていた。畑で形が崩れたにんじんが大量に捨てられていくのを見てショックを受ける。彼女にとっては美しい「変形にんじん」 をパート・ド・ヴェール技法によりガラスオブジェにし、捨てられていくにんじんの映像を投影した。
昨年から熊澤桂子はより海に近い十勝の豊頃町に活動の拠点を移した。そのことで彼女の視点は畑から海に変わっていく。さんまの漁獲量が減って値段が上がったり、マンボーが道東で獲れたというニュースに敏感になったという。水温が上がり、戸惑う魚たちに思いを馳せるとき、今回の作品のイメージが膨らんできたのである
魚の骨の造形からイメージして、ボロシリケートガラス(耐熱ガラス)をバーナーで熔かし制作した。ガラスの質感を前面に出したシンプルな展示である。
テラスに落ちる葉が日一日と多くなるANNEXを背景に Bony Glass(骨のようなガラス)の展示が今日から始まりました是非ご高覧下さい。
ギャラリー門馬