宮田彩加 個展

開催概要

会期
2013年02月20日 〜 2013年04月19日
会場
京都造形芸術大学 bixko_kitchen (京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116)
参加クリエイター
宮田彩加
ジャンル
アート
タグ
パッチワーク・キルト・刺繍、テキスタイル、布地、染織、平面、コンセプチュアルアート、現代アート

開催内容

Mの刺繍

現行モデルのホモサピエンスに「内省する心」が誕生したのは驚くほど最近の出来事と言われている。
ホメロスのイーリアスでさえ、神の言葉によってロボットのように行為を行う英雄たちが描かれているし、紀元前3,000年前に体系化されたと言われる漢字のなかに「心」という文字が大量に組み込まれるのは中国の六朝時代(日本では大化の改新のころ)である。
だとすれば、アプリオリに我々が等しく持つと信じられている「死への恐怖」が、こたつで寝ている猫やサバンナの動物たちにも存在するという言説は、我々の脳からプロジェクションされた手前勝手な虚像でしかないとも言える。
ゆえに、Mの作品は二重の意味で危険極まりない。
美術というレイヤーを手芸によってメルトダウンさせ、我々が組み上げた精緻なプログラミングシステムそのものをハックする。
危険な女子(女流ではない)が、あらぬ方向に向かって崩壊の予兆を編み始めた。

椿昇(現代美術家)

宮田彩加 個展