坂口寛敏 個展 「Space of Pascal」
会期: 2010-11-02 - 2010-11-13
参加クリエイター:
展覧会詳細
展覧会ジャンル:
アート
展覧会タグ:
レセプションパーティー
インスタレーション
平面
開催内容
海は地上へと押し上げられ
山塊は海へと沈下する
天空の大気は飛散し
風も層もない宇宙となる
創造の源泉に立ち返り、繰り返し更新される創造の環の中に自己を接続させる。人の生に流れる時間は、果たして途切れることなく連続しているのだろうか。日常と表裏一体となって寄り添う非日常は、例えば太陽と月、現実と夢、生と死という文学的二項対立に置き換えずとも、人が紡いだ概念の数を越えて増殖する。日常の時間の流れをどこかで「断ち切る」試みをすることに、芸術は関与しているのだろうか。
目には見えず、人間に重要な影響を与えている気圧の単位「ヘクトパスカル」等を創り、著作「パンセ」で愛について思索した数学者、哲学者パスカルへのオマージュとなるよう「パスカルの庭」と題した。私は、数量化、物質化できない、真理が発生する世界を表現できないものかと考えている。
2010.9 坂口寛敏
展示点数、素材: 絵画6点(綿布にアクリル絵具)、インスタレーション: 1作品(鉛板、綿布)