河地貢士 展「則巻千兵衛のラインハート」 - テレビアニメの中に飾られた絵画
開催概要
- 会期
- 2013年01月15日 〜 2013年01月26日
- 会場
- LOWER AKIHABARA. (東京都千代田区東神田1-11-7 東神田M.Kビル1F)
- 参加クリエイター
- 河地貢士
- ジャンル
- アート
- タグ
- 平面
開催内容
河地はこれまで、漫画雑誌を苗床に野菜を栽培する「まんが農業」、スナック菓子のうまい棒を素材に仏像を彫刻した「うまい仏」、割れたポテトチップスを金継ぎの技法で修復する等、その対象となる物に通常とは全く別の役割を与えるというメソッドを制作に用いてきました。
既知の物がそれとは違う様相で目前に提示された時、鑑賞者は目前の物と記憶にある既知の物との相違を比較します。
この場合の心理的動向としては、両者間のギャップを埋めようと対象Aと対象Bを行き来する反復的な思考運動が発生すると考えられます。
おおよそモーターのような思考の活性化はやがて鑑賞者の概念の拡張、更新を促す力を生み出します。河地はこのような思考の行動を誘発するための仕掛けを絶妙な素材選びと巧みな演出をもって実践してきました。
本展示ではアニメの背景として描かれている絵画をソースとした絵画表現の考察を行います。
アニメの中の絵画は、カット毎に大きさ、位置、モチーフや色の変化、時には絵画そのものが無くなることがある等、あまり意味の無い不確かな存在であると同時にアニメならではの動的な絵画であると言えます。
またもしかすると無意識の中で私たちが一番に目にしている絵画でもあります。
「 Dr.スランプアラレちゃん 」の則巻千兵衛の部屋にあるアド・ラインハート風絵画、「鉄腕アトム」の寝室にあるクリフォード・スティル風絵画、「起動戦士ガンダム」のアムロ宅にあるヘレン・フランケンサーラー風絵画、「サザエさん」の玄関にある緑竹画、他。
本展は河地にとって初の試みとなる絵画作品中心の展示を予定しております。
ぜひ、この機会にご高覧賜りますよう、よろしくお願いいたします。