宮本純夫展 -漂白する絵画ー

開催概要

会期
2010年10月18日 〜 2010年10月30日
会場
表参道画廊+MUSEE F (東京都渋谷区神宮前4-17-3 アーク・アトリウム B02)
参加クリエイター
宮本純夫
ジャンル
アート
タグ
レセプションパーティー、平面

開催内容

私の作品は、主に綿布(白地、プリント柄地等)に染料、漂白剤(抜染剤)で描かれています。染料を用いるのは、漂白(抜染)に主眼をおいているためであり、他の素材では適さないからであります。漂白に主眼をおいているということは、白い布地を未だに何も描かれていない物理的な素材としての平面として捉えるのではなく、無数の存在者がすでに描かれ還元された白い素白な平面として捉えるところから出発しています。その素白な平面をまた大地として捉え、その上に描かれる色彩等を大地の上に世界を形成する存在者として捉えることが基本になっております。
世界の形成が色彩等(存在者)をその上へと積み重ね覆ってゆくことで形成されるのではなく、また形態と余白として形成されるのでもなく、漂白することで世界と大地との錯綜した映働の内に存在者の時間性を顕わにすることで、同時的同次元的に世界が形成されることを目指します。絵画は他のメディウムよりもより存在者に強く依存しているので存在者に拘泥され易いが、色彩が光の陰としてあるように時として存在者は存在への眼差しを取り返えすことがある。その眼差しの中に引き入れることを可能にする。(そのことを私は「美」と呼んでいますが)そしてその場が作品であります。

宮本純夫展 -漂白する絵画ー