梅野亮展
開催概要
開催内容
亮さんの絵を見ていると、そう、自分にかつて在ったのに、今はもう無いものを見るような悔恨の念が、胸のなかに湧き出るのを感じる。
其処から漂う、若いときだけに感じられた未来に対する漠然とした不安や孤独は、何処へ行ってしまったのか。
「梅野亮展」に寄せて
大人になるにつれて中途半端に賢くなって、今は帳尻を合わせて落ち着いてしまった自分がいる。真っ直ぐに前を向いて無垢な眼で私を見る若者や少女は、私が失ってもう二度と取り戻すことのできない何かを持って、画面のなかで永遠に生き続けている。
二十代後半で絵の道を中断した亮さんが、再び制作を始めたと聞く。年を重ねた亮さんが、今度はどんな絵をわたし達に見せてくれるか楽しみだ。
大竹永明